ゾロ目ではない

 十二時十二分はゾロ目ではないだろう

 自分が前に書いた詩の間違いに笑う

 寝ぼけていたのか何なのか

 ゾロ目の意味を勘違いしていたのか

 そこだけさっと書き直す

 なんてどうでもいい修正だろう

 数年前に書いた数行の詩の

 数字に関する些細な修正

 こんなふうに

 気楽に添削できたらいいのにな

 思い出したくもない過去の誤ちも

 痛みなしに

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