根拠のない明るさ

 たまに訪れる根拠のない明るさ

 なんなのだろう、これは

 どこにも希望などないというのに

 暗くなるような出来事ばかりなのに

 どうしてだろう

 何度も聴いた音楽がふとした瞬間、新たな顔を見せるように

 この世すべてを変えられるような途方もない楽観が

 水の濁りを忘れさせる

 溺れることすら楽しいというように

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る