手を振って笑う

 明日また明日の

 そのまた明日の

 すでに死んだぼくに訊きたい

 納得できたかと

 自分の死に

 自分の生に


 悔いのない人生は

 送り損ねた

 後悔ばかりだ

 それではその終わりも

 悔いの残る最期だったか

 未練は殺し損ねたか

 生まれたことを後悔したまま


 明日また明日の

 そのまた明日の

 すでに死んだぼくが

 手を振って笑う

 まだ生きているぼくにはわからない

 不可解な声調の身振りを伴って

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