詩の最初の一行
詩の最初の一行は天使が書く
二行目は人間が書く
と
ある詩人は言ったそうで
たしかに最初の一行さえ浮かべば
あとはなんとかなる
どうにかなる
なにかにはなる
と
詩を書いているつもりの人間にも
思い当たるところはあって
しかし本当に
詩の最初の一行というのは
どこからわいて出てくるのだろう
幽霊みたいな言葉だ
言葉は自分の所有物ではない
と
不意打ちのように思い知らされる
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます