詩への憧れ
鋼のように強靭な詩を読んだときの
あの脊髄の痺れ
雪のように淡く哀しい詩を読んだときの
あの胸の震え
影のように黒々と暗鬱な詩を読んだときの
あの指先の戦慄
獣のように荒々しく恋い焦がれる詩を読んだときの
あの魂の
ぼくに詩を書く才能はないし
必然性も運命もないが
だれよりもうまく言葉と遊んだ人たちが残してくれた
なにゆえにか生まれてくれた透きとおった言葉たちへの憧れが
ぼくの手習いを持続させる
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