第16話


クラネリアは有望な魔女…というわけではない


あの事故が起きる前までクラネリア自身も普通の人間だったんだから



それ自体は記憶を読んで理解したしするしかなかった

人気のない山奥に連れてこられ屋敷に入ると人影が出向いた

そこに集められたのは

アリス、ファウスト、リーゼロッテ、シヴァ、ジル、クラネリアソフィ、ツクヨミの七人



「それで?俺らを集めて何をするつもりだ?クラネリア」


そう言って話し出すのはファウストだった



「まず君たちに集まってもらったのは他でもない七罪の魔女だからだ」


「七罪の魔女?俺たちが?確かに妙な力は得たがそれがどうしたんだ」

「私たちが七罪ですって?私たち何も罪を犯していませんわ!!」

うちらに七罪と名を付けられている

罪が入っていることに納得のいかないアリス


「いやぁ全くだよ。君たちは。ただ村人が死んだだけだ。」


「…っ!!?」


「君達には一度説明しただろう?君たちが村人から得た魔力を持っていると…」


「私は…なにもしていない…。本当よ!!貴女もそういって!!」


ツクヨミに話を振るが首を振った


「うちは魔法を使った。あの状況では仕方がなかった…とはいえうちはあの村人を殺した」


「君たちも自分たちに向けられた矛先に対して思ったはずだ村人に対する憎悪を」


そう言われると黙り込んでしまうアリスに続けてツクヨミが言う


「村人の魔力を奪ったうちらは大気から魔力を永遠と吸収するのだという。このままだと全員死ぬぞ」




「…そんなっ」


「そうならないために一度集まってもらったわけだが…ほかに異論はあるかね?」



誰しも死が怖いのか首を振るだけだった


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