9月4日 -黒い日記-

今朝の私は不機嫌であった。


家の玄関を大勢の人々が叩く。


どうやら茶色の髪の男の死体が見つかったらしい。


家にいる少女の事を彼らに気付かれないように対応する事は相当に骨が折れた。


二時間ほど玄関先で話し、なんとか今日の所は帰ってもらったが、このまま少女と私の秘密を隠し通すには相応の覚悟が必要であると思う。


私はこの少女を手放す気は無い。


この苛立ちを解消する為に、闇市へと出掛けた。


何の動物の物か分からない臓物、時々売られている子供


私は煙草を一箱買い、家へと帰った。


家に帰ると、少女の手と足にはいつもゴミがついている。


私はそれを燃やして捨てる。


日が落ちる前に食事をし、私は二ヶ月ぶりの水浴びをした。


髪も伸びてきたので、切らなければいけない。

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