A13.4つの魂


 図書館の駐車場に入ると、中心に堂々と鎮座するステージが目を引いた。

 トラスで組まれたステージの屋根にはテント。バックにはでかでかと『万羽市MCバトル大会』と達筆で描かれている。祭り目的で来た連中も、これはいやでも目に入るだろう。


 ステージ脇のテントを覗くと、アロハシャツを着た琴姫さんが扇子を片手にスマホをいじっている。俺の姿を目に留めて「シャケくんだ~っ!」と声を上げた。


「今日は忙しいからね~! 宣言通り! 手伝ってもらうよっ!」

「琴姫さんはまったく忙しそうに見えませんでしたが。まぁ頑張ります」


 作業の多くは、屋台の骨組みや食材の搬入だった。MCバトルの関連ですらないのには驚いたが、文句の言える立場ではない。三度のAVルーム破壊の代償と思えば安いものだ。

 太陽がてっぺんへ昇り、機材の確認を行うと俺は図書館へ向かった。ホールを抜け、喫茶『太陽へ入るがそこに切見の姿はない。アマテルズの連中が集まっているだけだ。

 カウンターの向こうにはマスターの姿もないが、こちらは屋台の準備をしていたのを確認している。


「兄貴っ! 姐さんがまだ来てねえんですが、どっかで見やせんでしたかっ!」

「いや俺も知らん。あと兄貴はやめろと言っているだろう。年下だぞ」


 顔見知りのメンバー(万羽高校3年A組所属)にそう答える。


「まだバトルまでは時間もある。近くなったら現れるだろう。放っておけ」


 俺が言うと、アマテルズのメンバーは揃って「「「了解っす!」」」と返した。

 マスターがいないので注文は出来ないはずだというのに、何人かががつがつとカレーを口に運んでいる。それはどうしたんだと訊くと「あたしが作ったんすわ!」と声があった。

 聞けば、どうやらこいつらはマスターから料理のいろはを学んでいるらしかった。

 花嫁修業か、あるいは、将来、この喫茶店で働くためか。あのマスターも気の良い人物である。

 せっかくなので昼食はカレーをもらい、アイスコーヒーで喉を潤す。


 再び駐車場へ戻れば、ステージの周囲には続々と客が集まってきていた。

 焼きそば。フランクフルト。ビール。牛串。からあげ。喫茶『太陽』のカレーライス。たこ焼き。チョコバナナ。クレープ。ソフトクリーム。りんご飴。ヨーヨー釣り。輪投げ。射的。金魚すくい。型抜き。古本屋に古着屋なんてのもある。

 無数に設置された屋台の種類は多岐に渡っており、確かに客が集まるのも頷ける。ごちゃごちゃとしたお祭り感は気分の高揚を覚えさせる。

 ステージから少し離れた位置にはぽつぽつと簡易式のベンチも点在しており、歩き疲れた客はそこで屋台で購入したものをつついていた。


「あぁシャケくん、良いところへ来たね」


 と声をかけてきたのは牛谷氏である。

 古本屋の奥で涼んでいた彼は、俺を手招きすると爽やかに告げる。


「昼食を取りたいんだよね。ちょっとで良いから、店番をしていてくれないかな」


 彼にはなかなか世話になっている。それくらいならと代わってやると、牛谷氏は2時間近くも戻ってこなかった。「いやあ祭りってのは楽しいよねえ」とりんご飴を手に笑う牛谷氏へ「死ね」と言葉を残すと俺は古本屋を去った。

 が、続けざまにカレー屋のマスターに捕まり、型抜きを仕切る我がクソ親父に捕まり、あっという間に時間が過ぎてゆく。

 大会の開始まで1時間を切ったところで、ふいに訪れた影が「何やってんだ、てめえ」と声を発した。


「見ればわかるだろう。型抜きの判定をしている」

「こんな時に何してやがるって意味だよ。真面目に答えんなボケ。おら行くぜ」


 切見に腕を引っ張られ、店員不在の型抜き屋を後にし、ステージ脇のテントへと入る。

 琴姫さんは笑顔で手を振ったが、バトルに出場するMCの中で、すでに姿があったのはメトロ一人だった。

 彼女は耳にイヤホンを付けており、こちらへ一度だけ目を向けるとすぐに視線を下へ戻す。

 その様子を見た切見は小さく舌打ちをし、離れた椅子へ乱暴に腰を下ろした。


 琴姫さんの相手をしていると、開始まで20分というところで九条が現れた。


「くじょーちゃんっ☆ 遅いよ~っ!」

「まだ余裕はあるはずだけど? それに、乙戯も来ていないみたいだし」

「あ、ホントだ。じゃあシャケくん連れてきて~」


 この期に及んでまさか逃走を図るということはないだろうが、臆病風にでも吹かれているのだろうか。ともあれ、場所ははっきりしている。

 俺は琴姫さんへ「了解です」と告げ、図書館二階へと上がった。

 AVルームの扉をノックすると、カーテンが開き、中から文庫本を片手に乙戯が現れる。


「もう時間だぞ。本を読んでいたのか? それでリラックスできているなら何よりだが」

「い、いえ、30分前から1ページも進んでませんけど?」


 がちがちに固まった表情で答える乙戯は、なるほど、緊張にやられているらしい。


「大丈夫なのか。コンディションは勝負に大きく影響するぞ」

「だ、大丈夫です。やる気は十分です」

「やる気については心配していない。その緊張をどうにかしろと言っている。何かして欲しければしてやるが、コーヒーでも飲むか? それとも肩でも揉むか」


 俺が言うと、乙戯はしばし逡巡した様子を見せ、やがて「じゃ、じゃあ、手を」と俺の右手を指さした。

 不思議に思い「手がどうかしたか」と差し出してやると、がしりと強く彼女の手で握られた。

 続けて乙戯は、すう、はあ、と大きく深呼吸。終わると、ぱっと手が離される。


「はい、あの、大丈夫ですけど。これで、何とか」


 先ほどまでの声のどもりが消えている。

 少なからず落ち着きは取り戻せたらしい。


「何が何やらよくわからないが、それなら良かった」


 乙戯がガラス扉を閉め、施錠する。


「行くか」

「はい」


 乙戯は、俺に付いて図書館を出ると、ステージへ向かって歩き出した。


◇ ◆ ◇


 7月21日、17時。

 ステージへ真っ先に上がったのはまさかの俺だった。

 とはいえ、会場の反応は全くない。音もなく、ひっそりとDJ用の機材の前へ移動しただけだからだ。

 ステージ前にはけっこうな数の客が集まっていた。ざっと200人ほどだろうか。ほとんどが地元の人間だろうが、全体の1割ほど、メトロ目当てのヘッズらしき姿もあった。

 みな俺がステージに上がった後もがやがやと歓談していたのだが、琴姫さんが現れると揃ってステージ上へ目を向ける。


「みんな~っ! 市長の大名賀琴姫で~すっ! 今日は来てくれてありがと~☆」


 琴姫さんが言うと、客席からわっと歓声が返る。


「うんうん、良い返事だね! それじゃあ早速、万羽市MCバトル大会、始めます☆ みんな出てきて~っ!」


 琴姫さんの合図と共に、ステージ袖からMC陣が現れる。

 先頭にどかどか音を立てて歩く切見、続けて堂々と歩む九条、緊張した面持ちの乙戯、最後にゆらゆらと不敵にメトロが登場、そんな彼女らを琴姫さんが一人ずつ紹介した。


「さて、万羽市MCバトル大会は、この四人で争ってもらいます! ちょっと人数は少ないけど普通のトーナメント形式ねっ! 一回線はAブロックとBブロックに分かれて戦ってもらって~、勝った方同士で決勝戦だよっ☆」


 琴姫さんはすらすらと言葉を続ける。


「試合は8小節4本形式。一回で決まらなければ何度も延長戦です。勝負を決める大事な判定は、お客さんの歓声で決めるから、みんなよろしくね☆ あ、でもでも、難しいことは分かってなくても大丈夫だよ。とにかく、自分が勝ったと思う方に声を上げてねっ! なにか質問ある人いる~?」


 琴姫さんが問いかけると、しんと会場は静まりかえったが、やがてその中の一人が静かに手を挙げた。見れば、牛谷氏である。


「勝ち負けの判断は、どうやってやれば良いんですか?」

「良い質問だねっ!」


 会場の客のほとんどは地元の人間だ。ヒップホップもMCバトルもよく知らない連中ばかりだろう。

 MCバトルの判定というのは難しく、評価基準が様々でプロのラッパーが審査しても叩かれるほどだ。真面目にやろうとすれば、彼らにはとてもではないが務まらない。

 けれど、実は単純な話なのだ。

 評価基準が様々というのは、言い換えれば――、


「判断はね、何を基準にしても良いよ。全部、みんなに任せるからっ! あえて言葉にするなら自分が『良いなあ』って思った方に声を上げてね。例えば、より正しいことを言ってたとか、理屈が通ってたとか、声が大きかった、聞き取りやすかった、ビートに乗れてた、韻をたくさん踏んでた、堂々としてた、格好良かった、可愛かった、とかとか、なーんでもおっけー☆」


 そう言った後で、琴姫さんは「あ、でも、一つだけ、重要なことがあるよ」と人差し指を立てた。


「他人に流されず、自分の判断だけで決めること。これだけは守ってね」


 会場は静まりかえり、琴姫さんの笑い声が映える。


「はっはっはーっ! 難しく考えなくても大丈夫☆ きらーくに構えたまま参りましょ~っ! さあ、対戦カードを決めるよっ!」


 琴姫さんの合図と共に、ステージ袖から白いボックスを持ったスタッフが現れる。ボックスの天井には穴が四つ開いている。


「MCのみんな、手を入れて、中からボールを取ってねっ!」


 指示に従って四人がボールを取り出す。

 ……あぁ、まったくあいつは、運も悪いんだな。

 自分のボールに記載されたアルファベットと、他人のそれとを見比べて、乙戯は、ぐっと表情を強張らせる。

 アルファベットは、乙戯がA、切見がB、そして、九条がB、メトロがAだ。


「うん、組み合わせは決まったねっ! それじゃあ、早速、Aブロックの試合から始めよ~☆」


 万羽市MCバトル大会、一回戦。

 Aブロック、御伽噺 VS メトロ。

 Bブロック、kill me VS 九条。


◇ ◆ ◇


「AブロックのMCの紹介だよっ! まずはこちら、ヘッズに話題の超新星っ! まだまだ高校生だっていうのに色んな大会に出場して結果を残す、ヒップホップの申し子っ! 大会で獲得した図書館は売っ払ってお金にしますっ! その名は、メトロ~☆ ひゅーひゅーっ!」


 メトロは、キャップを被り俯き姿勢で表情を隠している。ゆらゆらと小さく体を揺らす様は、ラッパーらしく格好が良く、これぞ強者という印象だ。

 乙戯からすれば、いきなりラスボスが出てきたような感覚だろう。それだけメトロの実力はずば抜けているし、だからこそ対策を重ねてきた。


「対するは~、根っからの文学少女、昔から本が大好きで図書館に篭もりっぱなしっ! 大切な図書館を守るために立ち上がったんだねっ! 泣ける~☆ というわけで優勝賞品の使い道は『素敵な図書館にします』っ! MCネームは、乙戯ちゃん、改め、御伽噺~☆ ひゅーひゅーっ!」


 僅かに顔は険しいが、乙戯に先ほどまでの緊張はない。適度にリラックスできているようでほっとする。


「じゃあ先行後攻を決めるじゃんけんだよっ! はい最初はぐーっ! じゃーんけーんっ!」


 琴姫さんの合図で両者が右手を出し、勝者はメトロ。彼女は後攻を選択した。

 有利な後攻を選択する辺り、メトロに手を抜くつもりがないことがわかる。

 ……ただでさえ実力差のある相手だ。不利な先行を取らされた乙戯はますます厳しいな。


「シャケくん、ビートをお願い☆」


 言われて、1小節だけビートを流す。

 曲名は『Rapper`s Delight』。ラッパーなら知らない者はいないクラシックだ。乙戯には一度聴かせたことがあるし、メトロももちろん知っているだろう。


 ビートが止み、束の間、ステージに静寂が訪れる。

 琴姫さんが口を開く。


「さあ始めるよっ! Aブロック、先行、御伽噺っ! 後攻、メトロっ! スタートだっ!」


 瞬間、乙戯がマイクを強く握りしめるのがわかった。

 スクラッチと共に、会場にビートが鳴り響く。

 乙戯は目の前のメトロを見据えて、怒濤の言葉を吐き出した。


「はい今日は 音に乗ります 大名賀乙戯じゃなくて御伽噺 です はじめまして メトロさんお噂はかねがね / 韻が踏めてビートに乗れてフロウも巧みなんてまるで本物のラッパーみたいですね それでも今日! 勝つのは私ですけど!?」


 ……少しだけ、胸をなで下ろした。

 滑り出しは上々だ。悪くない。得意の韻があまり踏めていないのは気になるが、声は大きいし滑舌も良い。ビートにも乗れている。なんなら熱も込もっている。

 始まりの『はい今日は』というくだりはあらかじめ用意しておいたものだろう。バトルは即興が正とされるが、先行で言うことなどそう多くない。準備が功を奏したな。


 ステージ上でまともにラップをする乙戯の姿に、それだけで嬉しくなってしまうが、相手はメトロだ。これでようやく同じ土俵に立てたというところだろう。


「YO こちらこそ初めまして御伽噺 けれどお前の勝ちは ここには無し! おこがましい! / まるで本物? だって本物だもの 偽物 はお呼びじゃねえぜ 及び腰―なら今宵は帰りな家にー雑魚雑魚雑魚っ!」


 さすが、メトロ。乙戯の言葉通り、韻も踏むしビートには乗るしフロウも巧み。アンサーは返すし、客の煽り方もわかっている。

 乙戯も悪くないが、メトロはその二歩前をいっている。


「及び腰 確信のない中途半端な態度のこと フロム広辞苑」


 突然に何を言い出すのだ乙戯。


「は? 私のどこが及び腰ですか? ちゃんと耳聞こえてますか?」


 ――あぁなるほど、そう繋げるわけか。上手いな。


「負けられない戦い 勝てやしない? まさか言いませんそんなこと 頭にきました 反抗期真っ盛りです どこまでも逆らい花咲いてやりますからっ!」


 1ターン目とは違い、今度はきちんと韻を踏んでいる。『あああい』の連打。これだけ踏めば上出来だ。

 そしてターンはメトロへと移る。


「あたしが負かした証は残る 相手の記憶の奥底 こんだけ踏めば満足か? あ? 単独乗り込む心意気 は / 認めるが イルでスキルフルそしてパワフル カラフルなあらゆるワックMC たらふく平らげ今日もメトロに風向く!」


 ……いや、踏みすぎだろ。

 乙戯も大分踏める方だが、やはりライミングではメトロに軍配が上がる。

 総合的に見ても、現状ではメトロ優勢だ。客席の歓声もメトロ側に多く上がっている。

 このままでは乙戯は負ける。乙戯自身、自覚があるのだろう、メトロのターン中、一瞬だけ顔を歪めた。

 しかしすぐに引き締めて、スクラッチの後、口を開く。

 そう、まだ半分だ。乙戯は事前に仕込んだメトロ対策のうち、いまだほんの少ししか披露していない。


「正直ヒップホップとかあんまり興味ないです」


 ……おおっと。


「図書館への執着もなくなってきてますし ここで試合してるのも我に返ると不思議に思う瞬間すらあります」


 何を口走っているのだ乙戯、という俺の心配を知ってか知らずか、彼女は「だけどっ!」と逆接で言葉を結んだ。


「なくなるのは寂しいんです やり残したことがあります 友達が出来ました居場所が出来ました 奪われるわけにはいかないんですけどっ!」

「いやいや」


 少し小節をはみ出した乙戯の言葉に、メトロが被せる。


「やっぱお前のは付け焼き刃 到底あたしにゃ勝てやしないなそんな程度の腕だしな 早くもスタンスがぶれだした / 韻を踏む気ねえリズムに乗れねえただ叫んでるだけ YO そんなのラップとは 言えねえぜ ヒップホップ感じねえぜ!?」


 スクラッチ。ラストターンだ。


「ヒップホップを感じない? 結構ですけど」


 叫ぶメトロに対し、乙戯は冷静に切り返す。


「あんまり興味ないって言ったじゃないですか まぁまだまだ続けたい甚だ良い音楽だとは思いますけど」


 フロウはなく、ただ語りかけるように乙戯は言葉を紡ぐ。


「今日ここに来た目的はっ! 違いますっ! 私はラップをするためにここにいるんじゃないんです! 勝つためにここにいるんですっ! そこを履き違えないでもらえますかっ!」


 メトロへターンが移り、彼女は開始早々、「ふっ」と短く笑った。


「バイブスだけで勝てるほど 勝負の世界甘くない 怪物だらけの でかい世界 渡り歩くにはスキルがいる / イルなスキルでキルキルキル 軽いライムでも十分さ」


 メトロは顔を持ち上げ、乙戯を睨み、一際大きく吠える。


「言えんのかよさっかーくでないと てめえのくだらねえラッパーズディライトっ!」


 曲名での脚韻。締めとしては完璧だ。

 乙戯が唇を噛み、メトロから僅かに目を逸らす。

 ビートを止め、琴姫さんが「試合終了っ!」と叫ぶ。


「さあ、判定に移ろ~っ! みんな、手を挙げる準備は良い? 声を張り上げる準備は良い? どちらか片方だけだよ。相談はな~し。さあ、いくよ~?」


 琴姫さんの言葉の後、会場からの反応はなし。

 琴姫さんはにんまりと笑って、声を大きくした。


「まずは先行っ! 御伽噺が良かった人っ!」


 手が挙がる。歓声があがる。

 俯いていた乙戯が顔を上げ、メトロは、不満げに「あぁ?」と漏らす。


「後攻っ! メトロが良かった人っ!」


 同じく、手が挙がる。歓声があがる。

 琴姫さんは「あーっはっはー」と快笑して言葉を続けた。


「私にはどっちの声がおっきいかわかんないな~っ! てなわけで、延長~っ!」


 会場が大いに沸き、メトロは再び「あぁあ?」と声を漏らした。

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