第229話華音を見て、華音に見られたエレーナは大興奮

華音はお屋敷に戻った途端、「予想通り」、松田明美と今西圭子に両方の腕をゲットされ、エレーナ、シルビア、春香と大風呂に拉致連行された。

そのうえ、お姉様たちは全員、すでに浴衣姿なので脱衣場に入ると、いきなり全裸、少々華音が脱ぐのに、もたついていると、脱がせたいのか、あちこちから腕が伸びてくる。


華音は、抵抗しても仕方ないと思っていても、それでも15歳。

「いいです、自分で服ぐらいは脱げます」

それくらいは言わないと、恥ずかしくて仕方がないし、脱がされでもしたら「また子供扱い」をされてしまうと思っている。


ただ、お姉様たちも、さるもの。

途中から、華音を脱がせることから、見え始めたお尻の呪印に関心が移っている。


エレーナ

「そろそろですね、お祖父様から聞かされていて、楽しみで」

シルビア

「最近、成長したの、呪印もくっきりしてきた」

春香

「でね、あれが毘沙門の呪印で、すぐそこに観音様の呪印」

エレーナ

「へーーー・・・なんか本で見たとおりです、感激です」

松田明美

「胸の呪印もすごいよ、薬師様のね、大きい」

今西圭子が華音を急かした。

「ねえ、華音ちゃん、今さら恥ずかしがらない!こっち向いて」


エレーナからもおねだりの声。

「わーー!早く見たい」


華音が目を閉じて振り返ると、シルビアからは、絶望的な声。

「両手で隠さないで、こっちに」

春香も厳しい。

「私たち、何も隠してないよ、目をしっかり開けて!」



華音は目を開けて、お姉さんたちの正面に立った。


華音の全裸を初めて見たエレーナは呪印に大興奮。

「うわーーー!すっごい呪印!御利益ありそうです!」

エレーナは次に華音の全身を見る。

「うん、全て無駄な肉がない、いいお肌・・・」

「まるで古代ギリシャの美少年彫刻みたいで・・・」

「はぁ・・・眼福です・・・」


今西圭子と松田明美は、華音の全身を見た時点でとろけ始めている。

今西圭子

「なんか、ハグしたら、そのまま床にペタンしそう・・・」

松田明美

「華音ちゃんのお肌をなめたくなってきた」

「マジで美味しそう、子供のころも美味しかったけれど」


シルビアと春香は、そんなお姉さまたちには、またリスクを感じている。

シルビア

「あの三人、危ない、このまま華音を襲いかねない」

春香

「あちこち触って、なめる?それだけで済まないかも」


さて、見られていて恥ずかしい華音は、途中から落ちついてきた。

そして、エレーナの豊かな胸をじっと見る。

「エレーナさんの胸も、きれいだなあ」

「それと・・・そういえば、エレーナさんの胸にも呪印が見えるなあ」

「うーん・・・オリンポス12神かな?」


その華音の視線に、エレーナはうれしくてたまらない。

「華音君、もっとこっちに来て、しっかり見なさい」

「実は私も華音君に見せたくて仕方がなかったの」

「もーーー!ドキドキするし、うれしい!」


そこまで思った次の瞬間、エレーナの腕は止まらなかった。

華音の顔全体が、エレーナの豊かな胸に包まれている。


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