第29話 真夜中の情事 下
そして、空いている手の指をパチンと弾くと、ドレスの背中にある紐が自然にほどけて行く。
口から指をはずすとドレスの胸元を肩口まで開き、袖のボタンをはずし、ゆっくりと腕を伸ばして袖口を持ち、腕を袖の中を通して襟口から腕を出すと、逆の腕も同じように取り出して、細い肩のラインをさらけ出し、服を手で押さえた状態で胸を隠した姿になった。
ナガミチの表情を見ながら舌なめずりすると、右の指…、親指を除いた四本の指を濡れた小さな口に一本ずつ含み、唾液をねっとりとつけて、その指を陰茎へ這わせて優しく握り、少ししごくと上に向けた。
女は腰を浮かせて移動し、亀頭に割れ目をこすり付けるように腰を小さく動かして、割れ目全体と亀頭が愛液にまみれるのを確認すると、腰を下ろして亀頭をキュッと締まった膣口へと、その形を確認するように押し入れ、ゆっくりと膣口を通して子宮へと
「…入っちゃったぁ…。」と微笑む。
ゆっくり腰を動かし始めると、「ン……、ン……、ン……」と女の喜びの吐息を喉の奥から発し始める。
ゆっくりといやらしく腰を動かしながら、ナガミチの手を掴み、「…触りたいでしょぉ?…」と言って、服を押さえていた手を放して、胸を露出させるとナガミチの手を胸に当てさせた。
張りのいいボリュームのある胸には、ピンクの乳首がすでに勃起状態で上にむかって立ってあり、その乳首を指と指の間に挟むと自然に力が入る、そして、指を巧みに使い女の胸の感触を味わい始めると、もう一方の手も無意識に胸を求める。
「いいのよ、触りたいでしょ…、揉みたいでしょ…、乳首…吸いたいでしょぅ…」と悪戯っぽく女は言うと。
「女の体は…、そうされる為にあるのよ…だから…遠慮しなくていいのよ…」と言うと、再び腰を動かし始めた。
「あっ、あっ、あっ……」女は腰をふり、いきり立っているモノの形を味わっている。
ナガミチは、女の中のぬくもりを亀頭で感じ、子宮内の
「あっ、あっ,、あっ……」と吐息交じりの女の喜びが、はっきりとした声に変わり始めると、女は激しく腰を振り出した。
その気持ちよさに、ナガミチも自然に尻に力をかけながら下から突き始め、子宮内の壁に亀頭をブツケたい衝動になり、また、指だけで感じていた乳首を舐めたいと思うと、むしゃぶりつき、固くなった乳首を吸い、そして、舐め、甘噛みをする。
知らぬ間に、お互い激しい息遣いで、お互いの
「…どおぅおぉ~…、気持ちいい…。いいのよぉ、もっとぉ、突いてもぉ、突きたいでしょぉ…、私を突きたいでしょうぉぉ?…」と声に出す。
右手を胸から外しベッドにつくとまっすぐに腕を張り、女の腰を抱きしめて、腰を浮かして力強く下から女を突き上げた。
「あっ~~、あっあ~~、いいわぁ。もっと突いてぇ。もっとぉ、もっとぉぉぉ…」と、女の言われるままに、激しい息使いで女を下から突き上げる。
肩に両手を回して、胸を強くナガミチの顏に押し当てて抱きつくと、激しく下から突かれるがままに体を預ける、その度に女の眉間の皺が険しくなった。
快感が走る、止まらない想いが強くなる。
そんな気持ちを抱きながら、肩に回した両腕に力をいれていると、亀頭が熱く、陰茎が膨張するような感じが子宮内から伝わって来た。。
…来る…ナガミチの翼が…。
「いいのよ、中に出しても…、出したいでしょう…、私の中を満たしたいでしょう…、あなたが私の中で果てる事は…私の喜び…さぁ…イって…私の中で果てて…」と声に出す。
すると同時に、ナガミチはいきなり両腕を女の腰にまわし、そして、腰を突き上げて子宮の壁に亀頭がぶつかった状態で、亀頭から大量の精子を女の中に射精した…。
女は、精子が子宮を満たす温かさがわかると、頬を赤らめた。
その元気の良さが、子宮内を駆け巡っている。
…もっと、もっと…翼が欲しい…。
小刻みに腰と膣口を痙攣させながら、子宮内にあるナガミチの亀頭を子宮の壁に当てるように、自分から割れ目をナガミチの体に押し当てた。
陰茎が波打つ…その感覚は、ナガミチも女も感じていた。
二人は、抱き合ったままの体勢で数分いると、
「ふふ…よかったわぁ…。あなたわぁ、これも強く豪快なのねぇ………、思った通りだったわぁ……、私のも良かったでしょうぉ……、…一週間とは言わずに…永遠に、こうしていましょぉ?…」と、
すると、女の口から…喉…いや、体の奥から、温かな”気”がナガミチに流れてくる。
ナガミチの口の中に舌を忍ばせ、そして、絡めるとゆっくりと離れる。
女の舌から糸が、ナガミチの口の中に伸びてた。
まだ女とナガミチは繋がっていたが、女はゆっくりと立ち上がると、膣口から柔らかくなりかけている陰茎…そして、亀頭が女の愛液と精子を
女は、微笑むと…
「…あなたの翼は、わたしの中が、よっぽど居心地がよさそうねぇ…、少しも出てこない…」と悪戯っぽく笑い、ベッドから降りて服を着始め、指を鳴らすと、ドレスの後ろに紐が結ばれ始め、袖のボタンを留めると、自分の両肩を抱いて腰を振りながら歩き、窓の傍まで来ると
「また…明日…、今度は、わたしを後ろから突いて…」と悪戯っぽく笑うと、窓から外へと軽快に飛んだ。すると、女の体は煙となり空へと舞い上がって行った。
ナガミチは、ゆっくりと瞳を閉じて…「俺は…バカだな…」とつぶやいた…。
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