第16話 敗走者達の末路 上

 どこからか…悲鳴が聞こえる…、助けを求める声…、命乞いをする声…。

 死の間際に放つ断末魔…。

 白く細い木のそびえ立つ林の中で、想像を超える何かが起きている。


 セルゼットは、肩口からかけていたマントを脱ぎ捨てると、金のシダの装飾が施されていた胸当ても脱ぎ捨て、シャツのボタンを外して大きく深呼吸をする、と、またどこかで大きな悲鳴があがる。

 その声に目を丸くしながら、白く細い木にもたれ掛かると腰を下ろし、恐る恐る来た方向を覗き込んだ。


 いたるところで何かが駆け巡る、葉っぱのこすれる音がひっきりなしになっている。

 また、悲鳴…。

 そして、薄気味悪い笑い声やうなり声。


 近くに、悲鳴に似た声が近づいてくるのに気付いた。

 セルゼットは、恐る恐るそちらを見ると、王国の紋章、“シダ”がわれているローブを羽織はおった女性神官が、何かから逃げて来るのが目に入ってきた。

 その後ろから、緑がかった肌のゴブリン3体が笑いながら追随している。


 悲鳴を上げて逃げる女神官に、ゴブリンがロープに石をつけたモノをグルグルと回して飛ばすと、女神官の足に絡まりついて転がるように地面に崩れ込んだが、急いで起き上がろうとしている女神官に、1体のゴブリンが近づくと仰向けにして服の上から胸をまさぐり始めた。


 遅れてきたゴブリンが、滑るようにローブの裾の中に入ると、少し遅れて、大きめで黒身がかった緑のゴブリンが頭の方へと向かい、腰に着けていた布を外して、股間についてる男の象徴をしごいてそそり立たせる。

 直径6センチ、長さ25センチはあるだろう男の象徴を、四つん這いになって、泣いている女神官の口を無理やり開かせるとじりこんで、腰を使い始めた。


 女神官は苦しがり、涙と鼻水、そして、口からはよだれとどまることを知らない勢いで流れ始める。


 胸をまさぐっていたゴブリンはローブを引き裂く、するとたわわな胸が弾けるように現れた。

 その胸をてのひらで揉む、揉む、揉む…そして、左右対称に円を描くような感じで胸を揉みしだきながら直径1センチ、高さも1センチ程の淡いピンク色の乳房を転がし始めた、すると、その乳房は固くなり始め、大きさも先ほどの1.5倍ほどの大きさになり弾力も増した。


 その乳房を弾くと体が反応を見せる。


 その固くなんとも愛らしい乳房に、黒ずんだ長い舌を這わせて、転がし、そして吸いつく。

 右の乳房を何度か舌先で転がしてから吸うを繰り返すと、左の乳房に口元をうつした。


 股間に潜り込んでいるゴブリンが、ローブの裾からい出てくる。

 その顔は、汗と女神官の愛液にれ、どろどろのべたべたの状態であった。

 ローブを裾から一気に引き裂くと、真っ白で引き締まった脹脛ふくらはぎと太ももが現れ、その上にはうっすらと陰毛も見えた。

 股間は薄ピンク色の割れ目も見え、股を開くとその割れ目が小さく開くと、割れ目の尻よりに小さな膣口が見える。

 小さく開いた割れ目には、割れ目に沿って左右に、幅の薄いひだ状のものがなんともイヤらし気にあり、ゴブリンは、右のひだ、そして、左のひだ、膣口の順に舌をイヤらしい音を発しながら這わせると、膣口から無色透明な愛液が流れてくる、その愛液を味わうようにひだに吸い付いた。

 舌をわせて吸うと割れ目を舐めながら、クリトリスを長い緑色の人差し指と中指で転がし始める。

 割れ目から離れて、女の恥ずかしい所をじっくり見てから、その指らを割れ目にそって3~4度上下させると、割れ目の頂点にある小さなクリトリスを再び転がす、そして、また上下させると転がす。


 その内に指は愛液にれた。


 その愛液まみれの指を舌でなめ、口に含みどろどろにして、割れ目の奥深くにある締まっている膣口にじり込むと、女神官の体が腰を上げてる。

 その動きに不敵な笑みを浮かべて、ゆっくり奥まで差し入れる、そして、子宮の壁に当たると、起用に指先の腹と爪を使い壁を刺激する、その動きに、女神官は再び腰を上げ小さく痙攣けいれんをした。

 ゆっくりと引く、その指は抜きはしない、第一関節が外に出てくるあたりで止めて膣の壁に指先と爪を使い、優しく、それでいて強く刺激する。

 何かをき出すように壁を刺激すると、女神官の腰が浮いて体がり、小さく腰を痙攣させた。


 その反応を見て、ゴブリンが奇妙な声を上げて笑う。


 しゃぶらせていたゴブリンが笑い、乳房を吸っているゴブリンも笑うと、しゃぶらせているゴブリンが、よだれにまみれたイチモツを抜いて、女をいきなりひっくり返して腹ばいにさせた。


 その動きに、胸にいたゴブリンと股にいたゴブリンが放り出される。


 しゃぶらせていたゴブリンは、女神官の後ろに回り込んで、腰を掴むと四つん這いの姿勢をとらせた。

 ゴブリンの前に尻が来ると、尻に口をあてて尻の割れ目へと黒みがかった舌を這わせ、よだれを含ませながら舐めはじめ、あらわになった尻の穴まで舌を這わせると、尻の穴に舌をねじ込ませるように舌を押し付けた。

 粘着気味のよだれが、尻の割れ目を通って下へとだらだらとたれる。


 飛ばされていたゴブリンが立ち上がり、腰に巻いていた布を取って、男の象徴をさらすと、すでに勃起状態のイチモツは、直径が5センチ、長さ20センチ程になっており、四つん這いになっている女神官の前に立ち、口にイチモツを入れようとしたが抵抗して口を開けない。

 するとゴブリンが女神官に平手打ちをする、女神官は観念したようにうなだれると、その顔のあごに手を当て強引に顔をあげさせて、すぐそばに自分の顔を持って来ると何やら言葉を発した。


 ゴブリンの言葉だからわからない。


 ゴブリンが言葉を発し終えると、女神官の唇に唇を合わせて自分のよだれで女神官の唇をらし、強引に舌を入れた。

 長いディープキスを終えゴブリンが離れると、女神官は咳き込みながら大きく息を吸った。

 その光景を見ながら、口元をゆがめてうなずくゴブリン。

 自分のイチモツを何度かしごいてから、女神官の口にじりこみ腰を振り始めた。


 もう1体のゴブリンが、張りのある胸にむさぼりついている。


 白くきめ細やかで張りのある尻にむさぼりついていたゴブリンが、すっと立ち上がり自分のイチモツをしごくと、女神官の淡いピンクに割れた割れ目に押し当てた。

 小さな膣口に何度か当てると、愛液がにじみ出て滑りの良い状態になった時に、一気にイチモツをじりこんだ。


 女神官は、声にならない声を喉の奥から発する。


 引き締まった膣口に締められると、なんとも気持ちがいいのだろうか、空を仰いで低く唸りながら体を小刻みに震わせ、そして、ゆっくり腰を使ってイチモツを引いたり押したりする。


 女神官はその度に、喉の奥から声にならないあえぎ声のような音を出している。


 ゴブリンのイチモツに、女神官の割れ目のひだが絡んでいる。


 挿入ゴブリンは、女神官の腰を力強く抱きしめると、そのピストン運動を早めながら、胸に引っ付いていたゴブリンを払いのけて、女神官の胸を鷲摑わしづかみにして揉む、揉み上げる、乳首を指と指の間に入れて揉む、揉み上げる。

 喉の奥から激しく息を吐きながらピストン運動をするゴブリン、ゴブリンと女神官の繋がっている場所は、女神官の愛液があふれ出てきている。

 激しく突くゴブリンは急に女の体に引っ付くと、腰を押し付けて、イチモツを女神官の奥に力強く突き立てて小さく体を震わせ、そして、天を仰いで息を大きく吐き出しながら女神官の中で果てた…。


 イチモツを抜くと、真っ白い粘着物質が、少し赤みをつけて膣口かられだす。


 ゴブリンがその場を退くと、胸をむさぼっていたゴブリンが布を取り、勃起した男の象徴を女の割れ目に捩じりこむ、すでに愛液まみれになっている割れ目と膣口は挿入しやすくなっていた。

 直径6センチ、長さ20センチ程のイチモツを挿入すると、しまりの良さに天を仰いで低い唸り声をあげて震える、そして、激しく腰を使ってピストン運動をする。


 木の下に座り込んでいたセルゼットは、その光景を目にしていた、そして、恥ずかしながら勃起をしていた。


 事を終えたゴブリンが、そのセルゼットを目撃すると、ニヤニヤと笑いながら、事が果てた後のイチモツをシゴキ、再び勃起させてセルゼットに見せた。


 2体目のゴブリンが果てる。


 それがわかったのか、先ほど果てた大きめのゴブリンが、2体目のゴブリンを女神官から引き離して再び馬乗りになり、女神官の割れ目にイチモツをじりこむと、しゃぶらせていたゴブリンが、女の口からイチモツを抜き、ピストン運動をしているゴブリンに近づいて、なにやら言葉をかける。


 突かれている女神官が、セルゼットと目が合う。


 女神官は、突かれるたびに目を閉じるがしっかりとセルゼットを見ていた。

 声にならない喉の奥かられそうな、女としての喜びの喘ぎ声を押し殺している、そして、小さな声で「殺して…」と言葉にしていた。


 セルゼットは、その光景を見ながら涙を流した。

 自分が何もできない無力さを感じた。


 女神官は涙とよだれ、そして、鼻水でぐちゃぐちゃになっている顔で、セルゼットを見つめていた。

 前へ突き出る、そして、元に戻る、また、前へ突き出る、そして、元に戻る。

 ゴブリンが腰を振る度に、女神官の髪が前へ後ろへと振り子のように動く。

 女神官はセルゼットの顔を見て、「殺してください…」と再び声にする。


 セルゼットは、その光景を見ながら腰を上げて、彼女に対して背を向けた。

 そして、林の中に消えて行く、彼女は、セルゼットが林の中に向かって歩くのを見ながら、女としての喜びの喘ぎ声を発した。


 「ハァっ、ハァっ、ハン。アハっ、アハっ、アハ~ン。ウゥン、ウゥン、ウゥン…、イヤっ、イヤっ…、……。」その声は、次第に大きくなり、離れたセルゼットにも聞こえていた…。

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