第121話 Twitter

「ねぇ、RTって何?」

 Twitterのアカウントを娘に作ってもらい

 ご満悦のデバネズミ。初めて見る言葉に困惑。


「リツイートの事だよ!それより先に

 自分でツイートすれば」


 そっ、そうだね。Twitterだものね。

 何を書こうかな。ワクワクドキドキ。


 かっ、書けない。文字数が多い。

 頭が長文説明型になっているデバネズミ。


 撃沈。みんなの見てこよう!

 文字だけじゃないよぉ、写真、動画だらけ。

 どこをどうやれば、こうなるの?


 カクヨムに登録したばかりの頃みたい。

 応援はここをポチッ。ハートなんだ。

 レビューって何?書いてみよう!

 あっ、コメント欄もある。ヤバッ。

 レビューの所にコメント書いちゃった感じ。

 取り消せるの?よく分かんない。

 

 理解出来ずに自己流で、やりまくる。


 Twitterも適当にやってれば慣れるでしょう。


 トレンド?ふぅーん、そうだね。

 やっぱりコロナウイルスだね。

 いきなりリツイートするデバネズミ。危険。


「お母さん、何てリツイートしたの?」

「『今日Twitterデビューです!初RTです』だよ」


「……ヤバッ、自己紹介してどうする!(怒)

 で、知ってる人?どんな内容だったの?」


「……全く知らない人だよ。なんかね、

 リツイートしたら30万円振り込んでくれるん

 だって。お金持ちなんだね、すごいね」


「……、……ヤバッ。色んな意味でヤバッ」


 またもや失敗デバネズミ。



 


 

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る