第117話 ファンアート

「この絵、どうしても待ち受け画面にしたいんだけど、どうやるの?」

娘にお願いするデバネズミ。

設定の壁紙押して、フォトから選ぶ事は出来るけど、

この絵を、どうしたら共有出来るのかチンプンカンプン。


「……はい、出来たよ。で、誰の何の絵なの?」

ご満悦の私は、娘に説明する。

「あのね、カクヨムの小説の絵なの。ファンアートっていうらしいの。

お母さん、恋愛小説にハマってしまったんだけど、男の同士の恋愛が

あるの知ってる?」

「…… 知ってるよ、友達にハマってる子いるよ」


「へー、知ってるんだ。この世界、もっと早く知りたかったな。カクヨムで

初めて知った世界なんだ。もう、どの作品もじわっと泣けて、胸が痛くて、

尊い恋愛なの、それでね、この絵が主人公なんだ……、」


テンション高めのデバネズミ。

カクヨム作品のイラストが他にも色々ある事に衝撃を受ける。


しかし、そんな私に嬉しい知らせが届く。

このエッセイ、『ハダカデバネズミの幸年期』を描いて下さったのだ。


そこにはまさしく、デバネズミがいる。

出た前歯、上向きの鼻、細い眉、そっくりすぎる。

ピンク色の背景は幸年期そのもの。

素敵なエプロンをして、スリッパを履いている。


もう私の分身、宝物。嬉しくて、嬉しくて。

四コマ漫画にもして下さるという。

ワクワク、ドキドキが止まらない。

感謝感激デバネズミ。


近況ノートにリンクを貼りました。

よろしければ、ご覧下さい。

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