第98話 下ネタ

 今回、下ネタですので、お食事中の方や、

 苦手な方はご遠慮下さい!

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「お母さん、今日の動画面白かったから見て」

 娘にはお気に入りのユーチューバ~がいる。

 たまに一緒に見て大笑いのデバネズミ。

 20代の六人組の男の子だ。性格もいい。

 

「今日は何をしてるの?まさかお下品なの?」

「ううん、検査キットで物をみんな

 で見るだけだよ!」

 ある物って何?首をかしげるデバネズミ。

 この子達は、以前バレンタイン企画で

 う○この形に似たチョコレートと、

 う○こで作ったチョコレートのどちらを

 女の子が食べるかというのをやっていた

 お下品グループだ。


「爆笑したよ。面白かったから見て!」

「何分あるの?――10分位なら見るね」


 キャー、何これ?本当に。恥ずかしい。

 マジで。ヤバい。この子のが一番じゃん。

 こんなの売ってるの?えー、買う人いるの?

 動いてる、本当に動いてる。

 神秘的な世界だと思ってたのに、

 こんな身近じゃ、ヤバ、ヤバッ、ヤバい。


 ずっとうるさいデバネズミ。

 年頃の娘はちっとも恥じらわない。

 動画が終わっても、興奮冷めないデバネズミ。


 翌朝、目がチカチカしている。

 老化による飛蚊症かしら。

 ミミズ?糸くず?増えてる気がする。

 なんか、これってアレに見える。

 よぉく目を開く。あれではないか!

 昨夜見たあの動画のせいだ。

 あの子たちの大切な物と一緒の形だ。

 

 ヽ(;゚;Д;゚;; )ギャァァァ目を擦るデバネズミ。

 消えて!消えて!消えちゃって。

 だって見えちゃうの嫌ですもの。

 アレだもの。あの形だもの。

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 おたまじゃくし。精子だったんだよ~‼

 

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