第3話



鈴木奏多


そう鈴木は私の一個下にあたる後輩であった。

私は地方から大阪に引っ越してきていたので一人暮らしだった。

同じバイト先で家も近かった鈴木とよく一緒に帰ることも多かった。


でも、それ以外鈴木との絡みもなく、可愛い後輩。慕ってくれる男の子

というかんじでとくに深い仲というよりもバイト先での関係だけだった。


そんな彼が飲み会中笑ってもなく悲しい表情というより

睨んでいるような視線をふと感じた。


私はなんかの間違いやろ!と気にもしてなかった。


送別会も無事終わり私は慎二店長と自宅に帰った。

「もう慎二店長のこと店長ー!て呼ぶことないんやなーなんかめっちゃ寂しい」

また泣きそうになった。


「なんでや!これからは誰の目も気にせんと会えるし、みいと堂々と歩けるの

俺は嬉しいで?それと、今まで我慢させてごめんな?何も心配せんで大丈夫やからな?」


慎二の言葉で私は就職の不安も全て吹っ飛んだように気持ちが楽になった。


今年は初めて慎二と過ごす夏だったのであそこ行きたいな〜花火大会もいきたいな〜

と予定を考えながら慎二の自宅で眠った。


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あいあいに @yututu

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