第2話

彼というのは店長慎司だった。

慎司は唐突に話し出した。みんなが慎司を注目している間みいは気まずそうに目線を外し俯く。


「みんなに伝えないといけないことがあります。今まで黙ったままでごめんやったんやけど、みいと、お付き合いさせて頂いてました。贔屓するつもりもはなからなかったけど、そうゆう思いさせるかもやから今日まで黙ってました。店長からは以上!!」


そおすると、菜々美はドヤ顔で

「もちろん店長知ってましたよ~私に親友は嘘つかないからね~」

もちろんそうだけど、この場で言わないでと思いつつ笑みを浮かべた。

知らなかったメンバーはびっくりしたのか


「、、、、ほんまに言うてます?」

「全然気づかなかったですっwよく隠して働いてましたねw」


と笑いながら私たちの交際をやっとみんなに認められたような気がした。

そんな暖かい祝福をしてもらうと、なんだか恥ずかしかった


そんな中1人だけ気にかかる男がいた。

その男というのが、私の1個下の鈴木奏多という男だった。


私はこの時、もっと早くあのことに気づいていれば後悔する未来なんてなかったのに。。

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