第17話 偽りの青い石
私とエフィムは公爵家の地味な馬車に乗って屋敷へと戻った。屋敷を囲む壁の周囲には、所々兵士が立っている。
「あれは?」
「今後、この屋敷は警備が厳しくなります。あの二人は、外に出られなくなるでしょう」
「メレフ様は?」
「メレフ様は大丈夫でしょう。外に出る時には私が付き添うことになると思います」
「そうですか。……道が違いませんか? 裏口ではないのですか?」
馬車は静かに表門へと向かう。
「裏口は封鎖されます。出入りは表門のみになり、必ず検査が行われるようになります」
エフィムの言葉は正しかった。表門に向かうと、兵士が両脇に立っており、誰が乗っているのか聞かれ、あちこちを調べられてようやく門が開いた。
馬車から降りると、エフィムが私を抱き上げる。
「運びます」
「はい」
貴族のような姿になったエフィムに抱き上げられるのは不思議な気分。まるで物語の中に入り込んだような気持ちになる。
エフィムの部屋に運ばれる間、従僕や下男、下女たちから無事で良かったと口々に告げられた。
「……皆、〝恋人たちの宴〟のことを知っていたのね」
「……はい。すみません」
「いいの。エフィムが護ってくれたし、私が出ると承諾したのだから」
フェイとのやり取りを思い出せば、エフィムは王子に対して私の参加を反対していた。騎士が王子に逆らうことは、きっと大変なことだろう。
エフィムの部屋に戻り、交代で浴室を使って夜着に着替えた。ベッドの端に並んで座って、軽い発泡酒を飲みながらエフィムに話を聞く。
「……何からお話すればいいのか……」
エフィムは迷うような顔をしながら、口を開いた。思いつくままでいいと私は答えて、言葉を待つ。
この屋敷の使用人たちが全員老齢なのは、王女の残忍な性格の為だった。平民の若い女がいれば、取り巻きの上級貴族の男たちに襲わせて、その光景を笑いながら眺めることを王女は楽しみとしていた。被害者は殺され、男たちが完璧に隠してしまったので周囲は気が付かなかった。
王女が十五歳の時、お忍びで参加した仮面舞踏会でヴェーラ夫人に出会い、その楽しみを〝恋人たちの宴〟と称して今回のような大規模なものへと変えた。
ヴェーラ夫人は王女が開く宴の裏で犯罪者たちを集め、あらゆる取引を行って莫大な財を築いていた。
「六年半前の宴の際、犠牲者の一人が豪商の娘でした。豪商は姿を消した娘を大金をつぎ込んで探し、宴の存在を暴いてフェイに直訴した。そこでようやく王家は宴のことを知ったのです」
王女の取り巻きや、参加していた者たちは捕らえられて処刑された。ヴェーラ夫人は姿を消し、金とサファイアの首飾りを売りに出すまでは足取りが掴めなかった。
「あの男と王女が出会ったのは、六年半前、前回の〝恋人たちの宴〟の場です」
ダヴィットは襲う側の男たちの一人として参加していたけれど、女性を襲うことはなく観客席でずっと王女を見つめていた。その様子を見て、王女はダヴィットに恋をした。
「……卒業式の日に見初められたと聞いていたのに」
「それは王家が流した嘘です。あの二人の出会いと結婚を美しい物語にするための」
王女と平民の夢のような結婚は、作られたお伽話だった。
「罪を犯したとはいえ王女を処刑することは難しく、この屋敷へ閉じ込められることになりました」
「でも……ダヴィットは? 宴に参加していたから? 何もしていないのでしょう?」
私の問いに、エフィムは小さく溜息を吐いた。
「……王女が恋したというので、あの男のことが調べられました。……あの男は親友と呼んでいた者から、研究結果を奪い続けていた。王都の学校にいた六年間、毎年成果を奪い、自らの功績としていました」
火の精霊が語っていた言葉が脳裏に浮かぶ。あれは真実だったのだろうかと思うと指先が急速に冷えていく。
「親友の魔法薬の研究は素晴らしい成果をあげていました。卒業前には、ほんのひと時だけですが若返る薬を完成させ、その卒業論文では不老不死の魔法薬を理論上では完成させた」
材料が高価な物ばかりだったので、実際に作ることはできなかったらしい。
「あの男が自分の物として発表した卒業論文が王の目に止まり、王はその魔法薬が欲しいと望まれました。あの男も王女に恋をしている。ならば結婚させて、その研究を続けさせようとお考えになったのです」
論文を書いた親友は死んでいるが、同じ学校で学んだダヴィットなら、研究を引き継ぐことができるだろうと王は考えた。そうしてダヴィットは研究を続けることになった。
「……貴女が仕送りしていたお金は、町では十分暮らせる額ですが、王都では暮らせません。寮に入っていても足りません。教材と実験費で消えてしまう金額です。それにも関わらず彼は働くこともなく、どこからかお金を調達して毎夜遊び歩いていた」
「え?」
初めて聞く話に、私の全身から血の気が引いた。私の仕送りは足りていなかった?
「下級貴族の子息でも、自分が働いて学費も生活費も賄っている者がいました。王都ではすべてが高いですが賃金も高い。優秀な学生ならば貴族の子供に文字を教えるだけで十分な収入が得られたでしょう」
「……きっと研究が忙しかったのよ……」
「いいえ。彼が研究室にいた所を見た者はいませんでした。いつも授業に出ることもないのに、定期的に行われる研究発表では素晴らしい成果を見せた。皆は不思議に思いながらも、あの男は天才だと信じられていましたが、それはすべて親友の成果を取り上げていたんです。親友は卒業式の前に自死しています」
世界がぐるぐると回っているような錯覚を感じていた。
ダヴィットが一生懸命勉強しているからと思って、私は一生懸命に働いていた。毎年、首席の証明書を渡されて、私は自分のことのように喜んでいた。それがすべて偽りだった?
もう聞きたくない。両手で耳をふさぐと、エフィムに抱きしめられた。
「……今日はここまでにしましょう。あの男は、貴女が思っているような人間ではありません。残忍な王女と同じ、他者からすべてを奪っても平気な男なんです」
「貴女は幼い頃からあの男に精神的に支配されていた。貴女の心が支配から抜け出すまで、時間がかかると思います。ゆっくりと時間を掛けましょう。私が隣にいます」
優しく囁き続けるエフィムの声を聞きながら、私は眠りに逃げた。
宴から一月が過ぎ、周囲が春の景色になった頃、黒塗りの馬車が屋敷に入ってきた。
「部屋に戻りましょう」
エフィムが手を繋いで散歩していたメレフを胸に抱き、馬車に背を向けて私の手を引く。誰が来たのかと気になって振り向くと、黒い服を着たダヴィットと王女が降りてきた。
「あ……」
久しぶりに見るダヴィットは、どこか疲れた表情を見せている。何があったのかと心が痛む。
「エミーリヤ、戻ろうよ」
エフィムのシャツにしがみつきながら、メレフが私に訴えている。ダヴィットの姿を見て走り寄っていた頃の表情とは違って、怯えているようにも見える。
「そうね。戻りましょう」
私は、メレフに微笑んでエフィムの手を握りしめた。
メレフの部屋に戻りながら、私は先程見た光景を思い出していた。王女は銀の髪を肩より上まで切っていた。この国の貴族の成人女性が髪を切るのは、回復の見込みのない病気になった時か罪を犯した時。あの姿では外を出歩くことは難しいだろう。
ダヴィットと王女が戻ってきた日から、王女が叫ぶ声が屋敷に響く。時折、何かが割れる大きな音がする。王や世界を呪い平民を罵倒する。何を言っているのかわからないことも多い。
夜にメレフが怯えるようになったので、エフィムと私が一緒にメレフの部屋で眠るようになった。広いベッドで本を読み聞かせてメレフが眠るのを待ち、私たちも眠る。メレフを挟んで三人で眠っていると、まるで親子のようで温かい。
昼間に王女の叫び声が聞こえると、エフィムがすぐに馬を出してくる。エフィムの前に私とメレフが乗り、森へと馬を走らせる。
「……メレフと一緒に町の宿に泊まれないでしょうか」
「聞いてみましょう」
明るく元気に過ごしていても、メレフは叫び声におびえている。エフィムと家令に掛け合ってみたけれど、自分は外泊の許可を出す権限を持っていないと謝罪されてしまった。
「……今夜、フェイに相談してきます。まだ滞在しているそうですから」
夜になるとエフィムはメレフと私がいる部屋に鍵を掛けて出掛けて行った。
翌日、フェイが馬に乗ってメレフに会いに来た。二人だけにして欲しいと言われて、エフィムと私は控室でお茶を飲む。
「メレフが喜んでいましたね」
フェイの顔を見るなり、飛びつくように抱き着いていた。メレフの中ではフェイは物語に出てくる勇者そのもので憧れの人。
「そうですね」
エフィムの笑顔は少し陰がある。何があったのかと聞いても、何もないから大丈夫だと返された。
夜にメレフの部屋で本を読み聞かせていると、扉が叩かれた。対応したエフィムが夜着を脱いで、シャツとズボンに着替え始めた。
「どうしたのですか?」
「少し外を見てきます。鍵を掛けていきますので安心してください」
手招きされてエフィムに近づくと、王女が暴れているので止めに行くと囁かれた。
「……気をつけて下さい」
「はい。いってきます」
エフィムが扉に鍵を掛ける音が聞こえて静かになった。
振り向くとベッドの上にメレフが座っていた。子供特有の感で何かが起きていると思ったのだろう。緊張した表情を見て私は悲しくなった。王女は、こんなに小さな子供のことを考えることはないのだろうか。
「さあ、寝ましょうか」
「……エミーリヤ。……僕、フェイの子供になるよ」
突然のメレフの告白に、私は驚いて言葉を発することもできなかった。
「文字も覚えた。本も一人で読めるよ。まだ木には登れないけど、フェイが教えてくれるって。だから心配しないで」
メレフの笑顔は、幼い頃のダヴィットとは全く違って、凛々しい少年の顔を見せている。
「エミーリヤ、泣いちゃだめだよ。……僕だって……」
私の目から零れた涙を小さな手が拭う。メレフの目からも涙が溢れた。
「……エミーリヤ、僕のこと、嫌いにならないでね」
メレフはダヴィットと王女が多くの人に悪いことをしたのだとフェイから聞いて知っていた。こんな子供に知らせなくてもと思ったけれど、メレフは自分で聞いたと泣き笑いを見せた。
「お父さまとお母さまが悪いことをしたこととメレフは関係ないわ。メレフが良い子だってこと、エフィムも私も知ってる。私たちはメレフが大好きよ」
メレフと抱き合って涙を流す。メレフの体はしっかりと成長していた。出会った頃のすぐに折れてしまいそうな細い手足ではなくなっている。
これから、メレフは父母の罪を背負って生きていくことになるのか。残酷な現実が胸に痛い。
「何があったのです?」
戻ってきたエフィムがメレフと私を抱きしめる。温かい腕の中で、二人で涙を流し続けた。
翌日、フェイが馬車に乗ってメレフを迎えに来た。メレフと私に知らされていなかっただけで、すでに準備は終わっていたらしい。本棚の本をトランクに詰めるだけで荷造りは終了した。
「エミーリヤ! 絶対また会おうね!」
泣き過ぎて腫れた二人の目は、エフィムの治癒魔法で元に戻った。涙をこらえて私は微笑む。
「ええ。会いましょう。メレフ」
私が贈ったハンカチを握りしめ、メレフは青い瞳に涙を溜めている。
王子の養子となるメレフに再会する可能性は限りなく低いだろう。そうは思ったけれど、いつかまた会えたらと心から願う。
「エフィム、エミーリヤ、本当にありがとう。メレフは僕が責任を持って育てるよ」
フェイが明るく微笑む。仲良く手を繋いで馬車に乗る姿は、髪の色が違っていても親子に見える。
「エミーリヤ! 元気でね!」
笑って別れようと二人で約束したのに、メレフも私も笑いながら涙が零れる。もっと一緒にいたかった。成長を見届けたかった。そう思っても、この屋敷にメレフはいてはいけないと思うし、フェイならメレフを大事にしてくれる。
馬車が見えなくなるまで手を振って見送ると、エフィムが私の肩を抱いた。
「エミーリヤ、私たちもこの屋敷から出ましょう」
「……火の精霊が……」
メレフはフェイの息子になった。あとは火の精霊の世話だけ。薪を食べなくなったけれど、私が撫でるのを喜んでくれている。
エフィムに手を引かれて研究室へ入ると、今日もダヴィットはいなかった。王女と戻ってきてから、研究室が少しずつ荒れている。書きなぐったような複雑な数式や魔法陣が書かれた紙が乱雑に床に散っていて、色とりどりの魔法石や乾燥した花、ガラス瓶に入っていたさまざまな物が棚に出しっぱなしになっている。鍋の一つが煮詰まっていて焦げ付いている。
『エミーリヤ、どうした? 泣いていたのか?』
火の精霊が首を傾げる。世話をしていた子供が出て行ったと告げれば、それはいいことだと精霊は言う。
『声を消す魔法にも限度があるからな』
昨日から王女の叫び声が聞こえなくなったのは、火の精霊が外に漏れる声を消す魔法を使っていたからだった。お礼を言うとエフィムに頼まれたと火の精霊は気恥ずかしいとばかりに目を泳がせる。
『子供がいなくなったのなら、お前もこの屋敷から出た方がいいぞ』
「……でも……貴方のお世話があるわ」
『もう世話は不要だから早く出ろ。俺はまだやることが残っている』
「やること?」
『……薬を完成させねばならん。終わったらお前を追いかけていくから、撫でる技術を磨いておけよ』
火の精霊の言葉に安心した。精霊はダヴィットの研究に協力してくれるのか。
「わかったわ。ダヴィットをよろしくね」
『……お前、まだあの男のことを……まぁ、いい。ここから離れて頭を冷やせ』
火の精霊が呆れた声を出す。柔らかい毛を撫でると、精霊が気持ち良さそうに目を細める。ごろごろと喉を鳴らし始めて、我にかえったらしい。しまったという顔でエフィムと私を見る。
『ふん。エミーリヤ、しばしの別れだ。……エフィム、頑張れよ』
火の精霊はそう言って、恥ずかしさをごまかすようにしっぽを振った。
エフィムの部屋に戻る途中、王女の叫び声が聞こえてきた。もう、何を言っているのかわからない。そばにいるダヴィットは苦労しているだろう。
エフィムと私の荷造りもすぐに終わった。
「……護衛のお仕事は?」
剣を腰に下げたエフィムの姿でようやく思い至った。
「この国の騎士を辞職しました。大丈夫です。フェイの許可は取っています。私が正規の騎士でなくなるのは嫌ですか?」
「いいえ。エフィムはエフィムです」
「私の故郷へ行きましょう。海も見れますよ」
エフィムの笑顔が明るくて嬉しい。本物の海が見れると心が躍る。
「はい」
私はエフィムに微笑んで答えた。
玄関前には地味な馬車が用意されていた。これで一旦町に出て、その後別の馬車を借りることになる。
季節は春から夏へと変わろうとしている。屋敷の庭の木は伸び放題で、屋敷を包み込んでしまいそう。このまま放置しておけば緑で埋め尽くされ、すべてが隠されてしまうのかもしれない。
警備の兵士たちは近くに小屋を建て、そこで交代で寝起きしている。食事は屋敷の中で取るものの、食べるとすぐに外に出てしまうと聞いた。若い兵士も多く、王女と絶対に顔を合わせないようにと指示されている。
ダヴィットと王女が死ぬまで警備は解かれることはないとエフィムが言う。これではまるで牢獄だと私は思った。この屋敷は豪華で快適だけれど寒々しい。
エフィムが馬車の確認をして、重いトランクを軽々と屋根に乗せていく。その背中は凛々しくて頼もしい。
視線を感じて振り向くと、二階の窓にダヴィットの姿が見えた。ダヴィットは笑ってもいないし、泣いてもいない。ただ、私を見下ろしている。感情が抜け落ちたような表情は初めて見る。ダヴィットの姿が見れて嬉しいと思うと同時に私の心に恐怖が沸き上がった。
――あれは怖いダヴィットだ。
私の視線を追ったエフィムが大きな手で目を覆う。怖いダヴィットの姿が見えなくなって、抱えられるようにして馬車に乗り込む。
「……大丈夫。私と一緒にいれば、怖いダヴィットは追いかけてきません」
エフィムの声で力が抜けていく。
「……ダヴィットは、私と逃げたいって言っていたの……」
私は初めてエフィムに告白した。エフィムの表情が一瞬険しくなって、悲しい顔になる。
「エミーリヤ、あの男は王女と逃げるつもりだったんです。貴女に逃げたいと言ったのは、お金を取り上げる為と、おそらくは貴女が上手い逃亡方法を用意した場合、自分のものにする為でしょう」
ダヴィットは王女と何度も逃亡を繰り返し、そのたびに連れ戻されていた。
「エミーリヤ、あの男――ダヴィットは、五歳の時から王女だけを愛しているんです。それは今も変わっていない」
「……それはわかっているの」
ダヴィットはずっと王女だけを見ていた。私は王女に敵う訳がない。そう思いながらも、もしかしたら私を見てくれるようになるかもしれないと期待していた自分もいる。
「ダヴィットにとっては、王女以外は使い捨ての人形でしかないんです。自分の思い通りに動かして使えなくなったら捨ててしまう。酷い男なんです」
「違うわ。私が酷い女なのよ。私はダヴィットの役に立てなかった……」
そう言った途端に、エフィムが私を強く抱きしめた。
「私は、貴女が役に立つからという理由でそばにいる訳ではありません。貴女に幸せになって欲しいからここにいます」
エフィムの言葉が嬉しいと思う。私はエフィムに何を返すことができるだろう。
エフィムの背に手を回すと、優しく髪を撫でられる。
私たちは、町の宿に着くまで無言で抱き合っていた。
町の宿はとても豪華な部屋だった。豪華な家具はアイボリーに塗られ、ファブリックも淡いベージュで統一されている。屋敷と違って、歴史は感じないけれど明るい空気が清々しい。
「二、三日ここで休んでから出発しましょう。長い旅になります」
最終目的地はヴァランデール王国だとエフィムが笑う。
「エフィムはヴァランデールの出身なの?」
「はい」
ヴァランデールとは基本言語は同じでも、一部の文法や物の名前が異なることがある。それらはすべて子供向けの海賊商人の本で学んだと言う。
「この本は、オスヴァルド王子から頂きました」
エフィムは読み込まれた本を棚へと置いた。いつも目に見える所に置いておきたいというので、私も真似をして白い葉の小さな額縁を立てた。
ダヴィットから貰った青い石の耳飾りも飾ろうとして、手が滑る。
「あ……」
ガラスのように綺麗なサファイアが、床に落ちて砕け散った。
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