有希子さんの立場は、きっと誰もが陥る可能性のあるものですね。
真実だと信じたことが例え誰かを傷付けるものだとしてもそれを疑わず、真実だと思っていたことが嘘だと知ると、嘘をばら撒いた者を今度は下蔑む。ただ流され、正義だと信じる自分が安全圏にいるための行動を正当化し、痛めつけてしまいましたね。
それが、本来彼女自身が悪だと信じた者と同じことをしているのだと気付かないまま。
歪んだ正義、その代償は己の命を持って償わされる罪でした。無邪気な刃は簡単に人の心をくじき、折り曲げてしまいますね。
ゾンビとはどういう存在なのか、少し考えてしまいました。
この戦いの果てに生き残るのは、誰なのでしょう?
次回も楽しみにお待ちしております。
作者からの返信
そら葉さまの仰る通りですね。相手が悪だと思えば、何をしても、相手を傷めつけても正義になる。
そういう思考も自分が蔑んでいた悪と同類になってしまう…
本当に仰る通りだと思います。
有希子も結局は正義に溺れ、最期まで自分の行いを正当化し続けてしまいました…
いつも読んでくださってありがとうございます✨
正義の反対はまた別の正義と言いますか、立ち位置が逆転すれば正義は牙を剥いて恐ろしい暴力に成り果てますね。本当に自分が世間一般的に見て正しいことをしているのかを振り返り、できるだけ憎しみの連鎖を断ち切るような道を進み続けるような、正義とは違うとしてもそれと限りなく近い選択ができたらいいのですけど……( ´-ω-)
作者からの返信
仰る通りです(◡ ω ◡)
人は正義という免罪符を手にした途端に暴徒化するものなのかもしれませんね。
憎しみの連鎖を断ち切ることは大切ですよね。
いつも読んでくださってありがとうございます✨