第8話暇つぶし - 雑記（天宮ゆと）

私達の持つ意識はなぜあるのか。

これは魂なんだろうか、それとも意識のないものは進化の途中で淘汰された？

最初からあったなら他の動物にもあるのだろうということになる。もちろん、進化論が正しいとするならばだ。

仮に神様がいて、魂があるとしよう。

そうすれば、この意識は魂ということになり、地上には何十億もの魂があると言える。その中にも善い魂と悪い魂とがあって、死んだら天国と地獄に分かれるのだという。でも、神様が完全なものならば悪い魂の存在する必要ってなんだ？　全部善い魂ではどうして駄目なんだろう。生まれたあとに分化するのか。それなら悪い魂はどこから生まれた？　最初から全て白なら黒くはならないのだ。

じゃあ元から善い魂と悪い魂は別個に作られたことになる。では混沌は？　二分の一の確率で、どちらかに落ちますよって。量子的だ。

あるいは歯車みたいなものだろうか、どちらもなければ回らないように。凸凹。神様は歯車が回るのを見て何を思うのだろう。もしかしたら永遠への退屈なのか、黄昏が夜に変わって、最後の日を迎えるまでの暇つぶしなのか。

不遜ですね、ごめんなさい。