第4話情報の時間

今回は森博嗣さんの『有限と微小のパン』(講談社文庫)に着想を得ていますので、そちらを読んでいただけるとわかりやすいかも。


情報にとって重要な部分とはなんだろう。大抵はそれが"情報である"ということに尽きるだろう。光の明滅のパターンであり、0と1の羅列であり、神経細胞の発火だ。


定義は言葉でなされ、言葉は情報だ。そのものが「そのもの」として存在するのが先か、それとと定義してはじめて存在するようになるのか。定義されないうちは「何か」。でも存在しないことには定義できない。鶏と卵。


物体が存在しなくとも、それが存在するという情報があれば、何も不便ではないのじゃないか。情報、つまり意味を切り離した肉体には「意味」がない。


情報は理論上、無限に増殖して、どこにでも存在できる。つまり場所の制約を受けない。本当にそうだろうか。やっぱり情報が存在するには物体が必要なのだから。0と1はどうやって存在している?(この言い方自体情報が物質であるかのような空気を出しているので申し訳ないが、他に適当な表現が思いつかない)メモリに、クラウドに、でもハードが切り離せない。最小限だけどどうしようもなく物質だ。情報の大きさ(Bとかね)が情報の質量なのかしら。


時間は? 制約を受ける? 時間の制約は流れで、過去から未来へ流れる川。一方向性。ちょっとだけ位置とは異なった振る舞いをする。


情報は、未来へと受け継ぐことができる。では、過去方向にはどうだろう。私達は、過去の情報にアクセスすることができる。2つは質が異なり、向きが結局同じのように思える。未来の情報にはアクセスできないし、過去に伝えることできない。


書きたいことと、途中から路線が変わってしまったので今日はここまででやめとく。気が向いたら編集してちゃんとします。

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