数千年先の未来で、音楽を再創造した男の一生。

暴漢に撃たれて死んだショウの記憶を、三十年後に受け取った息子が振り返る。
音楽が失われた世界で、過去の歴史を紐解き、音楽を再創造した男の一生。

未来では全員にチップが埋め込まれ、「スティーブ」に接続されている。
超管理社会ではありますが、スティーブの監視を誤魔化す方法はある。
過去の遺物、「形のある本」に出会ったショウは、解読にのめりこみ。
我々の時代と、ショウたちの時代の間に何があって文明が断絶し、
音楽が失われてしまったかは、よくわかりませんが。
最後には撃たれて死ぬことがわかっているショウの人生を、
わくわくするような子供時代から追体験するのは、面白かったです。