参戦目 初めての友達

階段を上がって、二つ目の部屋の前で止まった。

奏「ここが、璃月ちゃんの部屋だよ。自由に使っていいよ。」

璃「ありがとうございます。」

自由に使ってと、言われてもどうやって使うかな…。

奏「そう、そう。

女の子が暁荘に住むのは、初めてなんだ。」

璃「へぇ?」

体の力が、抜けた感じがした。

奏「男の子ばかりで、暑苦しかったんだよね。

でも、女の子が一人でもいたらやっぱり、華やかでいいね。」

璃「ぇえ!」

え?!うそでしょ。

璃「え?女の子、ボク一人なんですか?!」

奏「うん。そうなんだ。もうちょっと、前に言えばよかったかな?」

そういう問題では、ないのだけれど…。

うそでしょ。はぁ~。

と、落ち込んでいるときだった。

「まてー!!!!」

と、声がしたと思ったら急に【どたどたどた】とボクと管理人さんの間を走っていった。

奏「こらー!凛久斗りくと一南星いなせ

新人さんがびっくりするから、走らない!」

まって。今、走っていった人達から何かを感じた。

双子『え!新しい人引っ越して来たの?』

奏「そうだよ。この子が…」

と、管理人さんが話している途中にもかかわらず、ボクに質問をしていた。

凛「ねえねえ。君、なんて言う名前?」

一南「君どこから来たの?」

双子「あと君、九尾の先祖返りだよね?」

やっぱり、さっき感じたのは間違いではなかったんだ。

先祖返りの動物の種類が同じだとなにかをお互いかんじる。

璃「そうだよ。そういう二人は妖狐だよね?」

奏「はいはい、そこまで。そろったから、集会をするよ。

そこで自己紹介をするから、ここで終わり。」

ここに住んでいる人はどんな人がいるのだろうか?

奏「凛久斗と一南星は、璃月ちゃんを案内してあげて。」

双子「は~い。璃月っていうんだ。よろしく!!

改めてまして、僕たちの名前は、」

凛「凛久斗」

一「一南星」

双子「っていうんだ。」

璃「よろしくお願いします。」

すっごい息があっていて、聞いているのが面白いな。

双子「よし、let's go!」

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