第7話
「あわ、あわわ、あわわわわ」
見学者の一人は小柄で落ち着きがない黒髪の女の子だった。
「ジーッ」
もう一人の見学者は浜谷の方をジーっと見つめる目つきの悪い髪の長い金髪の女の子だ。
「ゴゴゴゴゴ」
最後の見学者は何やら凄いオーラを放っている大柄の茶髪の男だった。
個性的な見学者にたじろぐ浜谷に聞き覚えがある声がかかる。
「おおー、浜谷来たか! 待ちくたびれたぜ。お前が来る前に見学者全員と話したぞ」
「そうなのか、早いな。俺も話さねば」
浜谷が最初に話しかけたのは小柄な女の子からだった。
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