K
勝利だギューちゃん
第1話
これは、今から30年ほど前の、1980年代後半の話なんだけど、
当時、私は高校生で、N県N市になる、私立の共学校の、I高に通っていました。
そこには、Kというアイドル的な女子がいました。
同高のみならず、他校の男子生徒からも人気があり、
Kを見に、I高に押し掛けるという、完全なアイドルでした。
誰とでも、デートをしたり遊びに行くので、完全な予約制でした。
しかし、生徒名簿にあったKの出身中学は、全国どこにも存在しないことを、
卒業後に知りました。
また、卒業後Kは旅行会社に勤めたと知らせがありましたが、
その旅行会社は、存在しませんでした。
また、卒業後に引っ越しの連絡が届きましたが、
そこの手紙を出しても、宛先不明で戻ってきました。
卒業後、Kに会ったという人はいません。
もしかしたら、Kは人間ではなく、天使の化身だったかもしれない・・・
K 勝利だギューちゃん @tetsumusuhaarisu
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます