その3 最後は温泉です

 やばすぎる。

 和花ちゃん可愛い。

 時折これ計算尽くでやっているだろうとさえ感じてしまう程だ。


 映画館膝座り事件もそうだし、お昼のバイキングカフェでもそう。

『野菜も食べないと駄目ですよ、あーんして』なんてのもかなり破壊力があった。

 猫カフェでも無邪気に見える座り方から苺パンツを確認できたし。


 そんな訳で最後の温泉も俺は大いに期待している。

 多少あそこが膨らんでも目立たない柄の短パンをレンタルしてバーデゾーンで待っている訳だ。

 もうエロ楽しみでしょうがない。


 そんな訳で待つ事数分。

 ついに来た。

 残念ながら三人ともスクール水着では無い。


 彩葉ちゃんは上下ともにフリルのついた黒に白い柄入りのビキニ。

 ビキニと言うには布地部分がフリルもあって多いがかわいらしいのは確か。

 知佳はアロハっぽい柄のタンクトップと短パンという感じの水着。

 うん、確かにその格好だと胸が無いのが目立たない。

 でも俺はもう少しサービス精神があってもいいと思うな。


 和花ちゃんは紺色の柄入りワンピーススカート付。

 布地面積は多いが華奢な体型がとってもよくわかるデザインでイイ。

 胸の膨らみもお尻の感じも布の上からよくわかる。

 うーん、水着の上からすりすりしたい。

 俺は紳士だからそんな事は今日はしないけれど。


「あ、お兄ちゃん」

 和花ちゃんが俺に気づいて手を振ってくれる。

 うんうん、やっぱり可愛い。


「そこの湯はどんな感じ」

「ぬるめで長居をするにはいいけれど、外のジャグジーの方が気持ちいいかもな」

「ならそっちへ行こうよ」

 そんな訳で屋外、ライトアップされた日本庭園が見えるジャグジーへ。


「ここはいいですね。湯気もこもらないし」

 円形のジャグジーはたむろして話をするにもちょうどいい。

 そんな訳でお湯に浸かった状態でおしゃべり開始。


「今日は楽しかったです。これだけ遊んだのは久しぶり、親以外とは始めてです」

 おいおい和花ちゃん可愛い事を言ってくれるじゃないか。


「でも確かに楽しかったよね、映画も良かったし」

「ラストは感動したわね。まさか死んだと思ったジョニーが最後に出てくるなんて」

 俺は映画の内容は全く頭に入っていないのでただ聞いているだけ。

 でもまあ美少女三人と一緒に温泉というだけで満足だけどな。


 一通り話をした後、知佳ちゃんが辺りを見回す。

「ここって他にはどんな施設があるんですか」

「向こうに軟水のジャグジー、フィンランドサウナやスチームサウナがあったかな」

「ちょっと行ってきたいです」

 俺はサウナは苦手なんだよな。


「なら私と回ってみるか」

 知佳がそう言ってくれた。

「じゃあ行ってくるね」

「行ってらっしゃい」

 二人の後ろ姿を見送る。


 うん、後やや下から見るお尻の動きがイイ。

 両手で質感を確認したいがここでやると只の変態。

 俺は変態でも紳士だから妄想までで留めておくのだ。

 いずれ二人だけになった時に味わうあんなことこんなことを夢想しながら。

 二人だけで無く3P4Pでも構わないけれど。


 ただこの場合は男は俺一人に限る。

 他の男のナニとかモノとか汚いケツとか見たくないからな。

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