その3 地魔法の脅威

 俺は全てを色々と悟ってしまった。

「つまりはレズの男役が銃士だという事か」

「その言い方は美しくないなあ」


「それにそこまで極太だと女の子が可哀想だろう!」

「ちゃんと相手によって銃は使いわけているさ。ウッズマンサイズからM84、パイソンやデザートイーグルという感じにね。

 でも漢の君相手なら遠慮はいらなそうだ」


 おい、何を考えている。


「ついでに言うと僕は別に命を奪うなんて事はしないから安心していいよ。僕が奪うのは百合騎士団の勝利と君の貞操さ」


「ちょっと待て!」

 知佳がマシンから立ち上がる。

蒼生それは私のお稲荷さんだ!」


「大丈夫、前の逸物と袋には興味は無い。銃士たる僕が狙うのは後の穴さ。でも君達二人はちょっとそこでおとなしくして貰おうかな。地魔法!重力目一杯!」


「うっ!」

 知佳と翠さんが膝をつく。

「大丈夫か!」

「う、なんのこれしき……」

 知佳が膝を立てようとして、そしてそこで動きを止めてしまう。


「抵抗しないでくれると助かるな。抵抗するとそれだけ余分に力を加える魔法なんだ、これは」

「なら魔法で!ポージング!」


「無駄だよ」

 ダルタニャン先輩は肩をすくめる。

「本当の地魔法は地面では無く空間を操る。元々地魔法は火風土水の四元素ではない。天地人の三要素の一つ地の魔法なんだ。だから火風水の三つの魔法より習得者が少ないのさ。これを破れるのは天魔法か同じ土魔法使いの魔法使いだけだね」


 つまり対抗不能という事か。

 でも念の為やってみよう。

魅惑の風マーベラス・ウィンド!」


 暴風がダルタニャン先輩を襲う。

 その制服があっさり風で飛ばされた。

「どうせ脱ぐから関係無いね」


 おお、その裸体は!

 身長こそあるが華奢な体つき!

 胸の美しく最小限の膨らみ!

 まだ毛が全く生えていない神々しい股間!

 ほぼ完璧だ!

 双頭ディルドを持っている事を除けば、だが。


「さあ、用意はいいかな。事前準備魔法!」

 うわああっ!

 俺の服が強制的に脱がされる。

 力を入れて抵抗しても全く効かない。

 さらに四つん這いにされたあげく、尻を突き上げたポーズに固定されてしまう。


 やめてくれ!

 いくら美少女相手でもお尻の穴での付き合いはごめんだ!

 しかもお尻の穴にぬるりと暖かい感触がしてきた。

 更に何か入れられ広げられている気配まで!


「この事前準備魔法は色々な魔法を組み合わせた僕のオリジナルでね。ベビーオイルによるアナルマッサージまで入っている。これで中もキレイキレイで準備OKだ。

 さあ行くぞ、うっ!はああーっ」


 ダルタニャン先輩は自分にM500と呼んだでっかいのの片方を突っ込む。

 上下左右にくゆらせ喘ぎながら奥の奥まで突っ込んでしまった。

 見る分にはなかなか蠱惑の映像。

 だがアレが俺にも突っ込まれると思うと洒落にならない。


「さあ準備は出来た。覚悟はいいな。それではドドスコスコスコ、ドドスコスコスコ……」


 どうなるかは想像ついたがあえて抵抗!

「古いぞ、そのネタ!」


 でもダルタニャン先輩は余裕の笑み。

「千年単位で生きる古株魔法使いにとって、数年程度は最新のうちさ。

 それでは気をとりなおして行くぞ! ドドスコスコスコ、ドドスコスコスコ、ドドスコスコスコ、ラブ挿入!」


 ぐわっ!

 うわああああああああっ!

 痛い!痛いぞ!

 広げられるうううっ!


 漏れてくる魔力は地の魔力。

 俺は地の魔力を手に入れた!

 でもそれどころでは無かったのだった……

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