173-3.これからする事
*・*・*
これからについて。
色々考えをまとめなければならない。
私のすべき事は決まっていても、それを順番にこなさないといけないからだ。
「お屋敷ではいつも通り。リュシアでのお菓子教室再開……ホムラへのおまんじゅう作りに……フィーガスさんとカレリアさんのウェディングケーキ」
やる事は盛り沢山だわ。
「いっぺんにこなす必要はないわよん? チーちゃんもだけど、あたし達には時間があるんだから」
「うん」
カイルキア様……との婚約の件も、カイルキア様がお父さんに魔法鳥で知らせたそうだ。返事はまだらしいが、絶対『いやだぁああああ!!』とか言いそう。
アインズさんの時は堪えていたとは言え……わかりやすいくらいの子煩悩なお父さんだ。まあ、十六年も離れていたんだからしょうがないけど。
とりあえず今は、悠花さんと一緒にこれからの事とステータス確認をする予定だ。カイルキア様と寝ちゃった後に、盛大に起こされちゃったんだよね?
フィーガスさんとかにはニマニマされちゃったけど……婚約の事をきちんと言うと何故かカイルキア様を殴っていた。
その後に、カレリアさんの妊娠の関係で結婚式などが延期になったことと、ウェディングケーキも先送りになることを教えてくれました。
「ねぇ、悠花さん?」
「なぁに?」
悠花さんとは、記憶が戻ってもいつも通りで。今はコンパクトサイズになって戻ってきたロティをあやしていた。ロティが言うには、きゃっきゃうふふした後にレイ君と軽くお昼寝した後の省エネモードになったからだって。別に大人の姿にはすぐに戻れるみたい。
「ウェディングケーキって、正直
「甘いものだし。ファーストバイトはあたしがカレリアに教えたからやりそうね? なら、食べやすい味がいいわね?」
『でふぅ!』
「食べやすい……だと、無難に生クリームとイチゴ??」
「あと、アクセントにカスタードとかチョコクリームとか!!」
「あ、いいねいいね!!」
「全然違うけど、黒銀のブロックで作った武器もそろそろだし……また訓練再開する??」
「……あ〜……」
すっかり忘れていた。
もうそろそろ二週間かそれ以上経っている頃だ。
どんなステッキにメイスをプラスしたのか、ちょっとだけ楽しみではあるけど……私だけの武器か。
あのパーティーにいた時も、ダガー程度であとは特に持っていなかったなあ??
「ま。やる事は多いし、ゆっくりしましょ? ケーキもだけど、今日はステータスでしょん??」
「うん。そうしようか??」
なので、ロティに頼んでステータスを開いてもらうことにした。
『にゅううううううう!! ステータスぅう、オープン!!』
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【
《所有者》チャロナ=マンシェリー(17)
《レベル》50(次までは、残り3020PT)
《ナビレベル》15(次までは、残り400PT》
[スタミナ]満タン(200/200)
《
・無限∞収納棚
・ナビ
→ホイッパー三種
→ミキサー機能(ジューサー他)
→トースター
→オーブンに発酵機能・奥行き拡張
→
→揚げ物フライヤー
→フードプロセッサー
→餅つき機
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・タイマーセット同時機能(レベル30)
・複合(レベル20)
・抽出(レベル15)
・瞬間保温・瞬間冷凍(レベル15)
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《特典》
・レシピ集データノート
【レシピ】
〈バターロール〉〈コカトリスの卵サラダ〉〈いちごジャム〉〈カッテージチーズ〉〈山形食パン〉〈ラタトゥイユ〉〈チョココロネ〉〈コーンマヨパン〉〈コーンパン〉…………
………………
…………
〈卵サンドイッチ〉
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