【キャラクター紹介 その肆】




『雷公のレイバルス』(顕現年齢17歳)




 マックス《吾味ごみ悠花ゆうか》の契約精霊。



 白銀の美しい毛並みを持ち、体の大きさを自在に操れる雷属性を持つ虎の姿をしている。



 性別は雄。口調は独特で、時折老成してるように見えるが顕現年数以上に、魔力溜まりを通して精神体でいた年数が長いので当たり前。


 *馴れ初めについては、本編で語ります。



 人型にもなれるが、とりあえずの外見年齢は顕現年数に合わせて17歳くらい(チャロナにはもう少し上に見えた)。その時の髪色は、毛の模様に似せて銀髪に数カ所黒い毛がメッシュのように混ざっている。



 性格は比較的温厚でのんびり屋。



 そして、主人の事に関しては苦労性。フォローに回る事が多い。



 他の契約精霊よりは顕現年数は少ないものの、精神体の年月は相当な時間だったのか『雷公』と称えされるほどの存在。



 しかし、他の精霊をバカにする事もなく、生まれたてのロティとは良好な関係。むしろ、妹分と認めている。








『ジョシュア=クロッシュア』




 登場回数は少ないが、セルディアス王国の都市、リュシアの衛兵隊の隊長。



 豪快な性格ではあるが、部下達には慕われてる様子。



 糞子爵こと、リブーシャ子爵を捕縛しようにもなかなか動けずにいたのを、チャロナ達が解決してくれた事で一つ肩の荷が降りたようだった。






『シャイン=リブーシャ』





 大半からは糞子爵とも呼ばれてる、女癖が悪い元子爵だった貴族。



 マックスから見ても、顔はいいのに服装が台無しのイケメン貴族。



 だが女癖が悪く、取っ替え引っ替えするだけでなく相手の女性の精神を殺す状態に近いまでいたぶると有名。



 捕まえようにも、うまくかわし続けていたんだとか。



 今回、マックスの堪忍袋の緒が切れた事により捕らわれるはずが、覚醒しかけたチャロナにより言葉で抑え付けられ……最終的にはシュライゼンにより捕まえられた。



 チャロナの本当の身分に気付きかけるも、口に出す前にお縄にかかったのでそれは誰も知らないこととなる。



 16-2.より、処罰は決定。二度と表の世界には戻れなくなった。






『マザー・ライア』




 リュシアの中央孤児院の院長。(多分30代)



 マザーと言う役職だからこその、慈愛に満ちた抱擁力を持つ優しい女性。



 いきなり泣き出したチャロナを叱ることもなく、すぐに落ち着かせようと優しく抱きしめた。



 院長になったのは二年前で、それまではベテランの職員の一人だった。



 かつて、チャロナが過ごしたホムラ皇国にある孤児院に今もいる、『マザー・リリアン』の姪。



 容姿はあまり似てないが、チャロナが直感で感じ取るほど雰囲気がよく似てるようだ。



 リリアンとは今でも時々手紙のやり取りをする仲で、チャロナの本当の身分について知ってる一人。





『マザー・リリアン』




 チャロナが成人少し前まで過ごした孤児院の職員(院長かは不明)。



 回想と手紙での登場しかないが、チャロナにとっては母親代わりだった優しい女性。



 手紙の回で、実はチャロナに少し嘘をついていたと判明(孤児院の前で置き去りではなく、使者から預けられた)。



 姪のライアとは時折手紙のやり取りをするくらい良好な関係。



 チャロナの成長を今でも案じている。








『ミュファン=ラシャート』




 リュシアにある女装?カフェのオーナー代理兼店長。



 薄青の柔らかそうな長い髪に、女性が羨むくらいの美貌の持ち主。



 戦災孤児で、5歳からしばらくは中央孤児院に在籍していた。元子爵の家柄で品も良く穏やかな性格だが、怒らせるとマックスでも手を出せないくらいに怖いらしい。



 仕事は経営以外にも、ユーシェンシー伯爵の選抜により集められた隠密部隊の隊長を務めている。



 マックスとは、表向きチャロナの近辺を警護する任を引いたつもりでいたが、好きにしていいと言われたので幹部達と秘密裏に動く事に。



 チャロナの前世を知るだけでなく、この世界の本来の身分を知る一人でもある。






『レイリア=ニーフベルグ』




 ミュファンのカフェの一員(つまりは隠密部隊)。



 見た目18歳くらいの可愛らしい少女にしか見えないが、れっきとした男。



 人見知りはしないが、あがり症でビビり。



 チャロナの正体に気づいてるかは不明だが、彼女のパンの虜になり、料理人の師と尊敬して『姐さん』呼びをする程に。



 クッキーの腕前は、レシピに誤りが多いのか見た目はよくともいまいち。





『フェリクス=ヴォルフガート』




 カフェ兼隠密部隊幹部の一人。



 女装しても、女装になりきれてない(変装は別)ゴツい体格の男。



 接客業以外は、粗野な口調が目立つが人一倍情に厚い性格。



 チャロナが見つかった事を、幹部の中では一番に安心した一人でもある。(キモいくらいに号泣するなど)



 同じ幹部のカーミアとはよく口げんかするも、一緒に居ることが多い。



 戦災孤児だったらしく、中央孤児院にもかつて在籍していた。






『カーミア=コトラッセル』





 カフェ兼隠密部隊幹部の一人。



 幹部の中では一番きらびやかでいるが、男の状態でも使う地方言葉が気だるげな態度を思わせてしまう。



 戦災孤児だったらしく、かつて中央孤児院にも在籍していた。



 口で言い合いすることが多くとも、フェリクスとは気が合うのかよく一緒にいる。






『シュィリン=ミコトノ』




 カフェ兼隠密部隊幹部の一人。



 幹部の中では、一人だけ出身国が違い、チャロナが育ったホムラ皇国の生まれ。



 接客中の言葉遣いは、オネエでもミュファンに近い。



 男装の麗人のような美貌で、ホムラの重い民族衣装を着こなせられる唯一の店員。



 部隊の方では冷静沈着、仕事が速いらしくミュファンに右腕として活躍しているとか。








『国王』




 まだ名前が公表されていないが、セルディアス王国の現国王。



 シュライゼンの父親で、亡き妻を今も愛する愛妻家。



 普段、王としては厳格な態度を取るも、仮面を剥がせばただの親バカ(チャロナ限定)。



 側近兼宰相のカイザークの提案にすんなりとして乗っかり、息子を巻き込んで仕事に忙殺する羽目になる。



 だが、きちんと考えているところは考えてるはず……?






『カイザーク=メンゼルン』




 現セルディアス国王の側近兼宰相。


 温和なおじいちゃんに見えて、かなりの猛者らしい。


 サボりはしないが、王の執務などの手綱を取れる唯一の人物。自他共に認める、王のストッパー役。


 シュライゼンにとっては、武道や学問の家庭教師だった。

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