「はるかぜちゃん、よくがんぱった」

 この日記でしぱしば取り上げているはるかぜちゃん(春夏風花)の記事が新聞に載った。すさまじい悪意にさらされ、これまでどんな苦労をしてきたかは、芸能界のことなど分からない僕には推測で語るしかないのだが、一つだけ確かなのは、彼女の今まで味わってきた茨の道は、一般人の数千倍だということだ。

 とにかく今までツイッターで彼女のことを悪く言ってた連中は、反省などはしていない。実際、はるかぜちゃんのトピックスを横目です眺めながら、軽い笑いのネタにしかできない奴は、あなたの周りにもいるはずだ。

 前にも書いたことがあるけど、人間の中には善悪の区別がつかないもの、悪を楽しむ者が、人口の数パーセントの割合であるが存在している。ソシオパス(反社会性人格障害者)なのだ。彼らにとっては、はるかぜちゃんをめぐるトラブルも、笑いのネタにすぎない。「悪口言われただけでタンマリ大金もらえて」だの「金持ちの暇潰しが羨ましい」だの、好き勝手な感想を書いている。彼ら(彼らのうち何人か男性なのかは不明だが)の中には、はるかぜちゃんがどれほど苦労をしてきたかも知らず、「金持ちの暇潰し」としか思っていない。

 彼女が金に追われ、苦しんできたことも知ろうとしない。

 だから慰謝料を取ったのも当然の権利である。ほんのわずかの金額かもしれないが、正義が成されたのだ。

 だから僕は彼女をたたえる。おめでとう、よくがんぱったね、と。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る