鎧の作り方のやつずっと信じてましたw
> ラノベ作家はずいぶん労力が節約できるようになって、楽になってるんじゃないかと思う。
このことについては山本さんや水野さん、安田さんといったグループSNEの関係者の方の功績が大きいと思っています。
もちろん「良い影響」だけとは言いません。
が、間違いなく大きな足跡を残されたのだと思います。
ジェライラの鎧はずっとずっと僕の小説の教科書です。
地味な話を魅せるために工夫された構成。世界観を読ませつつ過度にならない情報の出し入れ。嘘を嘘と思わせない説得力。ハッピーなだけでないながら清々しさを感じさせるラストシーン。最高です。
他にもヒロインを固める性癖やリベラルな思想、ルールブック準拠のサービス精神など今にも通ずる山本節もしっかり効いていて、何度読み返してもため息が出ます。ああもう大好きです。
あと、個人的な要望ですが『料理を作るように小説を書こう』を早く書籍化してほしいです。
掲載分のミステリーズ!を積み上げているとこれがもう嵩張って嵩張って……。
>当然のことで、あれは全部、僕が考えた嘘だから(笑)
チクショウ騙されたああああああ!!
「鎧作りの描写が細かくってすごいよ」なんて語ってた過去の自分を羽交い絞めにしたい。
スキュラと言えば短編集ヘンダーズ・ルインの領主の中の一作、スキュラの恐怖が記憶に残っています。人間の手足が絡まった姿はインパクト抜群でした。
実はわりとスキュラ好きなんです・・・?
西部諸国は小国の集まりだから、「リウイ」以降のアレクラスト大陸の戦国時代(ロードス島戦記最新作で記載)でどうなったのかな…と思いを寄せています。実際ネットにあったファンの書いた小説でロマールが西部諸国侵略に出る話もありますし。この小説でも王女様がその可能性を口に出していますね。
ジェライラも出てくる「盗賊たちの狂詩曲」も楽しく読ませていただきました。
編集済
本小説は、私が10代の時、色んな意味で衝撃を受けた物語でした。
あの時代に読めた私は幸運だったと思います。
今までありがとうございました。合掌