『腐女子、うっかりゲイに告る』

 この何週間かすっかりハマっていたドラマである。

 最初にタイトルだけ見て、コメディと勘違いして見たのだが(そう思って見た人は多いと思う)、実はゲイの少年が主人公の大真面目なドラマであった。ああ、すごい話だよ。ほんとに同性愛者が抱える問題がシリアスに描かれていた。NHKがこんな番組作るとは。最終回でも、ファーレンハイトの正体に驚いた。そうかー、それはきついな。

 こんな描き方があるんだ。僕は同性愛者じゃないけど、こういう描き方には素直に称賛を送ろう。

 そう言えば『特撮ガガガ』もそうだったけど、NHKってこういう社会の片隅に存在している人にスポットを当てた作品が増えてるんじゃないか。僕もそろそろPTSDに配慮した話を書こうかと思ってるんだけど。


 ただこれは家族には受けが悪そう。娘は腐女子なんだけど、この番組にこれっぽっちも関心を示さなかった。「腐女子」であることは、現実の同性愛者とは無関係であるらしい。うーん、難しい問題だね。ドラマでも腐女子のヒロインが同性愛者の主人公に軽い思いこみで接してたことで、深刻な問題になってたけど。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る