女三人その後(2)


「今度芽以ちゃん連れていってあげましょうか?好きでしょそういうの」


「ダメダメ陽子さん、わたしの趣味分かってないな?。それよりわたし今BLのケータイ小説書いてるんですけど、それがすごい人気で、コミック化の話がきてるんです」


 ウッソ??ッ。


 陽子と美穂は女子高生のようなはしゃぎ声を上げ、周りに睨まれる。


「すごい、すごい、芽以ちゃんが一番すごいじゃない」


 美穂は興奮し顔に当てた美顔ローラーを高速で転がす。


 三人は顔を見合わせにっこりする。


「恋と男もいいけど」


 美穂が言う。


「今の方が楽しくない?」


 陽子の声にくすぐったいような笑い声が混じる。


「うんうん、楽しい」


 芽以は両手でピースを作った。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る