第9話

 乗っていたのはただ一人、カナタの声に応じた若い男だけだった。やたらと陽気で冗談ばかり口にし、明らかな負傷は見当たらない。しかし素人目で即断する気になれず、結局最寄りの病院までその男を送り届けた。

 そんなことをしているから当然、約束の時間に間に合うはずもなく。

「まずい……っ……一時間近く、遅れた……!!」

 回収した自転車を全速力で漕いできたために息切れしたまま駐輪場を出て、『道の駅』の休憩所を目指す。

 それなりの規模の駐車場を備えたその施設は平常なら地域の特産物が売られていた。小さいながら軽食屋や喫茶店もあって待ち合わせまでの時間を潰すには打ってつけの場所だ。

 そんな中でなぜ指定したのがベンチや自販機が並ぶ程度の休憩所だったのか。

 その意図を読み切れずにいたカナタだったが、『道の駅』を訪れると否応にも察せられた。

 殆どの売店に明かりが灯っていないのだから。

 それどころか『道の駅』自体がその日は閉ざされていた。言うまでもなく駐車場は閑散としていて、一台だけ止まっているクーペが嫌に目立つ。静けさが却って耳に痛いほどだった。

 休憩所に関しては個別の出入り口が設けられ、二十四時間解放されているために入れない心配はなかった。現状を不気味に思って急ぎ足で、休憩所の前までたどり着く。

 ガラスの扉の向こうには壁際に整列した自販機とそれに取り囲まれてベンチが備わっていた。しかしながら人間は一人として見つからない。

「やっぱり、帰っちまったか……」

 順当に考えれば、それ以外の解はあり得ない。

 とは言え、憧れていた人物との面談を逃すのは惜しく、カナタは扉を押し開きプラスティック製の青い座面に腰を下ろした。背もたれに体重を預け呆けること数秒、気になって通信端末を引っ張り出す。

 思い浮かんだことを幾つか試して悉く失敗に終わり、膝に肘をついたまま端末を手で弄んだ。

 あれからずっと通信が途切れている。

 ネットには繋がらず通話も使えず、先刻の事故現場では最後まで救急車を呼び出せなかった。端末には異常が見当たらないのだが、如何せん情報の収集が叶わない。

 それに憂慮すべき事柄がもう一つ。

 今時、町中を行き交う自動車の大半は搭載されたコンピュータがITSの一単位として完全に制御している。手動操作に切り替えてさえ緊急時には自動で回避と停止が為された。

 関連技術が成熟した以来、交通事故が誌面を飾ることなどなくなっていたはずなのに。

 カナタの目の前では自動車が鉄柵を突き破り、高架から落下してきた。

 こうして時間を置き、記憶を俯瞰した今でも現実で本当に起きていた出来事なのか、実感が湧かない。

「分からないことばっかりだ」

 情報を仕入れる手段を持たない今、カナタは思考を持て余すしかなかった。こんなとき、アステルがいてくれたのならちょうど良い話し相手にでもなってくれたのだろうに。

「繋がらないままだし……」

 インターネットとの接続が切断されているのだから、当然と言えば当然のことではある。

「――やはり、気がかりに思いますよね」

 そんな重たい男の声色は唐突に背後から降ってきた。

「……っ!?」

 画面の黒いウィンドウに見入っていたカナタは腰が浮き上がる。なぜだか反射的に通信端末を懐に隠し持ち、声の主へと振り返った。

「だ、誰だあんたはッ!」

 見上げたそこにいたのは長いぼさぼさの髪を後頭部でまとめ、黒い丸眼鏡をかけたややだらしない風体の男だった。隈ができていて心なしか草臥れた様子だったが、その目元は柔らかい。

「待たせて済みません。私にも少々事情がありまして、車の中から君が待ち合わせていた人物なのか、確かめていたのです。非礼は今ここで詫びさせて頂たい」

 そこまで言われて初めてカナタも、相手が誰なのかに思い至る。

「あっ……いいえ、俺もだいぶ遅れてしまったので申し訳ありません。チャット内では『マクリア』というハンドルネームを使っているもので、カナタと言います」

「それは良かった。ならば名乗るまでもないでしょうが、私はそのチャットで管理人をやらせて頂いている人間です。初めまして、カナタくん。君のように意欲的な若者に会えて光栄だ」

 そう言いながら男は飾り気のない名詞を手渡してくる。世辞なのだと理解していても恐縮せずにはいられなかった。

「いっ、いいえ! 俺の方こそ、ずっとあなたに憧れていて……っ!」

 慌てて立ち上がると、干上がった喉でどうにかそれだけの返事を絞り出し、角張った動作で名刺を受け取る。頭を下げながらちらりと目を落とした紙面には『天田明』と記されていた。

 なんとなく見覚えがある。そう感じたのはやはり、この男性が著名な研究者だからなのだろう。

「そんなに畏まらなくて良いですから。今日の私は先生としてここに来たのではありません。それよりも早速だが、君には尋ねたいことがあります。今からお時間はよろしいかな?」

「もちろんです。今日はそのためにここまで来たのですから」

 迷いなくカナタが応じて腰を下ろすと天田は鷹揚に頷き、ベンチを回り込んでカナタの隣に腰掛けた。そこで両手を組み合わせて膝の上に肘をつく。

 カナタは浮き足だった心地で何を話そうかと迷ったまま、結局相手の発言を待つことしかできなかった。

「私の暗号めいたメッセージに返事をくれたわけですから、これから訊ねる内容にも薄々察しがついていますよね。私から何かを質問する前に、君自身の言葉で出会ったものについて教えてくれませんか?」

 眼鏡の奥から覗いてくる眼差しは未だ優しげだが、カナタがそのどこかに挑戦的な色を見出してしまったのはひねくれた性分のせいばかりではない。

 試されているのだ。

「俺の言葉、ですか……」

 呟きながら自身の経験や記憶を整理していく。

 心の片隅では、出任せを口にして誤魔化せばアステルを失わずに済むという発想もあった。しかし実際に顔を合わせて僅かとは言え言葉も交わすと、そうした態度を取るのが不誠実に思えて溜まらなくなった

 だから、期待はさせ過ぎずなるべく素直な直感だけを言葉にして、声に出し。

「話している分には人間と変わりませんよ。あいつはどこまでも能天気で世間知らずで、人間を信じて疑わない。そんなお節介焼きです」

 そんな他愛ない性格の説明の最後に、一瞬の逡巡を挟んでこう付け加える。

「俺たち人間ともきっと分かり会える。そんな存在です」

 これをアステル本人に伝えたのならさぞ不興を買うだろうと思いながらも、これがカナタの率直な意見だった。天田は何か考え込むような顔をしながらも、心なしかその雰囲気は和らいでいる。

「そうですか。申し訳ありません、試すような真似をしてしまって。でもこれで、私の幾つかの危惧は潰えました。しかし、彼らに我々の言語が通じたのですね?」

 わざわざ天田が訊ねてきたのはアステルが本来、言語を用いた人の知性では理解し得ない世界の住人だからだ。或いはこうした質問によってカナタの知識量を測っているのかもしれない。

「話してましたよ。俺にも理由はよく分かっていませんが。とりあえずはそういうものなのだと納得していましたが、やっぱりあいつに言語能力があるのは不思議ですかね」

「えぇ。実は私はこれに関しては一つ仮説があるのですが……いえ、今は一端置いておきましょう。それよりその子は人と変わらぬ自我を獲得してるんですよね。一体、どうやって?」

 ぼさぼさ頭の下に覗く二つの眼が幾分か砕けた態度でそう問いかけてくる。これと同じ輝き方をする目にカナタにも身に覚えがあった。

 好奇と興味にそそられた、知識欲に支配されている奴隷の目だ。

「話を聞く限りだと、あいつは天田さんも協力してくれたあの仮想空間で安定した自我に目覚めたようです。俺が初めて見たときにはまだ不定形な情報の固まりで、それが段々とアバターの形に集まっていって……」

 仮想空間に星が流れ落ちてきた夜の光景はいつでも鮮明に瞼の裏に蘇る。眩い閃光を発していた飛来物が徐々にその輝きを失い、同時にアバターの生成が進行して薄らいだ光の中から彼女は現れた。

「なるほど。君の仮想空間には確かにアバターを付与する機能がありましたからね。しかしその辺りが関係しているとなると、明確な自我境界を与えることが重要になるのでしょうか。それとも人型であることに要点が? ……っていえ、ここで話し込んでいるわけにはいきませんよね」

 爛々と目を輝かせていた天田はまだどこか物足りなさそうにしながらも咳払いを挟んで、態度を刷新する。

「見事です。君が作り出したその環境は、我々がずっと求めていたものの一つで……正直、嫉妬さえしてしまう」

 憧れていた人物から神妙な顔でそんなことを言われてカナタは困惑する。しかし天田の真剣な眼差しがカナタから動揺を取り払い、その本性へと立ち返らせた。

「天田さん、俺はアステル……でなくて、あなたが求める奴からこんな話を聞きました。あいつの自我はどうしようもなく気持ち悪いものに反発して芽生えたものなのだ、と」

 その話を聞いてカナタが連想したのは無意識的男性像と無意識的女性像の関係だった。

 誰しも心の奥深くには異性らしき一面が潜んでいる。人はこれに抗い、反発することでそれぞれの性別として自己を確立させていくのだ、とするのがこの考え方だった。

 アステルの誕生する過程はちょうどこの説に符合している。だからカナタはこう推測した。

「少なくともあともう一つ、アステルの……俺のところに来た奴の分離した元となる電子の意識が存在するんじゃないですか? そしてあいつの誕生を知っている天田さんなら、そいつのことも……!!」

 自説を語る間に知らず高ぶっていた声調や気分が、そこでふと途切れる。カナタは我に返って乗り出していた身を元に戻し、熱烈していた自分の有様に肝を冷やした。

 一体、憧れていた師匠に何という態度を向けているのか、と。

 些か失礼が過ぎたように思えてこっそり天田の顔を窺ったら、その反応はカナタの予想を越えて激烈なものだった。

 ただし、想定外の方向性へと。

「素晴らしいッ!! ……いや、ここまで感づかれるのはさすがに問題なのですが、状況はもう切迫している。気にしてはいられません! それより今の君の話ですが……」

 またしても熱くなって我を忘れかけていた天田は、カナタの視線に気づいて襟を正す。それでもなお目の奥には興奮の名残がくすぶっていたが、会話が落ち着いてできるくらいには鎮まっていた。

「さて、どうせ隠しても無駄だと分かりましたから、全ての事情を明かしましょう。……とは言え恥ずかしながら、私にも未知なる点が多いのですが」

 一連の対応には困惑するばかりだったカナタだが、さすがにここまで話が進めば気に入られたことくらいは察しがつく。恐れ多く思いながらも姿勢を正し、天田の講義に耳を傾けた。

「まずカナタくんが指摘したもう一つの知性体についてですが、これは確かに存在します。ただカナタくんが接触した……私もアステルと呼んで良いかな?」

 カナタが何度も言い間違えては訂正を繰り返すものだから、天田にもアステルの名は察せてしまった。むず痒いものを味わいつつもカナタは頷く。

「是非、そうして下さい」

「ありがとう。では、そのアステルくんが抱いた気持ち悪いという感想は、実に的を射たものです。恐らくそれは私と仲間が癌細胞や悪性新生物などと呼んでいるものだ」

 名前からして不吉なそれはとてもアステルの同類や生みの親のように聞こえない。その不安を天田の深刻そうな面持ちが煽った。

「悪性新生物は正確に言うと電子の知性体には該当しません。あれは研究のために作られたニューラルネットワークの複製です」

「なっ……!」

 天田が何気なく発したその言葉。

 ニューラルネットワークの複製。

 その成功は、人の意識が電子の世界に移り住めたことを意味する。

「複製って、人間のですよね? 結果は、結果はどうなったんですか!?」

 声の勢いや態度を取り繕うことなど叶わなかった。荒らげた声調に天田はたじろいだような素振りを見せたが、やがて物寂しげに頭を垂れる。

「失敗……でしたね。これまでネットワークの複製に成功した例はありません。ただ、今回の失敗はこれまでとは訳が違った」

「どういうことですか? 崩壊したとか、混線したとかそういうことではなくて?」

 これまでに複製されたネットワークの主な末路は二つ。その一方は蓄積された情報を適切に整理できず、ニューロンが消耗していく例。もしくは中途半端に機能した自己組織化の作用がニューロン間の接続を過少、或いは過多にしてしまう例だ。

 いずれかの対策には成功しているのだが、それを施すともう一方の欠陥が確実に生じる。この課題を乗り越えられずに、ニューラルネットワークを複製する計画は頓挫していると聞いていた。

 だから今回も、そのどちらかだとカナタは踏んだのだが。

「その通りです。新たに複製されたネットワークも自己組織化の作用を制御できずに崩壊する最期しようとしていました。とは言え、みすみす我々もそれを見過ごすわけにはいかない。だからそれに必死で、抗おうとしたんです」

「抗った、というと……作用を完全に無効化したとか? でも、それだといずれネットワークが磨耗していくだけだし……違うんですよね。一体、何を?」

 その問いに対し天田はどこか自嘲気味な笑みを見せて、何かを覆い隠そうとしていた。

「我々はその複製に対し、こんな指向性を与えたのです。多少の歪みや崩れも容認し、とにかく自己の保存だけを追求するように、と。如何なる形であれ、ひとまず存続させることを第一にしたのです」

 そこから天田の顔つきや口振りがありありと、沈鬱そうで悔しげなもので濁り始める

「それが愚かしい選択であると気付いたときには全てが手遅れでした。確かにあれは万策を尽くして自己の保存に臨んだ。他の何者も省みず、自身だけを生きながらえさせようとした」

「具体的には、何が起きたんですか?」

「乗っ取られました。我々のコンピュータが。あれは際限なく周囲を浸食し、自己を拡張しているのです。我々のコンピュータも奴の一部となり果て……操作を受け付けなくなりました」

 まくし立てる天田は何かに取り憑かれているようだった。その正体は恐怖か、罪悪感か、いずれにせよその心根を深くまで食い荒らしているらしい。

「それから、どうなったんですか?」

「……非常に言いにくいのですが、我々が感知したときには既に悪性新生物は我々の施設から溢れ出していました。元になったコンピュータを停止させたものの一時的に勢いが衰えただけで、今またこの社会に蔓延りつつある」

 その台詞を耳にした途端、やっとカナタの脳裏でこれまでの状況が一繋がりになった。

 なぜ鉄道が止まっていたのか。なぜ自動運転の車が事故を起こしたのか。

 簡単なことだ。そうした社会の基盤までもが悪性新生物に取り込まれたのだ。

 ポケットに入れた通信端末を握りしめながらカナタは、うなだれる天田に訊ねる。

「ネットや通話が使えなくなったのもそのせいですよね? だとすると事態はもう相当に進退窮まっていませんか?」

 天田は唇を噛みしめ、一度だけ深く頷くと強い眼力を宿した眼でカナタを射竦める。

「よく聞いて下さい。今までの我々には悪性新生物のおおよその規模を把握するのが精一杯でした。電子の世界を生きる奴に干渉する手段など持ち合わせてはいなかったからです」

 口惜しげに天田は目を細め、「しかし!」と話の流れを切り返す。

「アステルくんは悪性新生物から生まれた存在です。それは同時に、あの怪物に干渉できる無二の存在でもあるということだ。今までのように手出しさえできなかった状況は一変します」

 話の大要が何となく掴めて、カナタは奥歯で苦いものを噛み潰す。それを顔には出さないように装いながらも口にしてしまうのは批判的な疑念だった。

「ですが、干渉できるようになってから、その後は? まだそこはスタートラインでしかありえませんよね?」

 カナタの指摘にも天田はむしろ満足そうな顔をして答える。

「その通りです。何の方策もないままでは、ようやく繋がりかけた血路も閉じてしまう。しかしこの点に関しては私に一つの仮説がありまして……アステルくんは言葉が話せるんでしたよね?」

「えぇ、まぁ……ですが、そのことと今の話に何の関係が?」

「それがですね!」

 聞かれるのを待ちわびていたようで興奮が顔色に表れ、見開かれた目は爛々と輝き出す。

「我々は少々特殊なコンピュータを取り扱っていまして、試験的に新たなマンマシン・インターフェイスを導入したのです。これまでのように一から十まで間違えることなく命令を打ち込まなければいけなかった形式を改め、人に話しかけるように命令できるインターフェイスだ!」

「人に話しかけるように?」

「えぇ! 話しの流れから大意をくみ取り、多少の誤りを許容しつつ命令の曖昧な部分はコンピュータが補完するようにできています。必要に応じて内容の確認も行うため、使用者は人間と会話しているような印象を受けることでしょう!」

 どうにも熱中し出すと止まらないらしい天田の発言をカナタは頭の中で必死に整理していく。

 ようするに天田たちはコンピュータと会話できるシステムを作り上げたらしい。彼らはそれを自分たちのキーボードやマウス代わりにしているというのだ。

「では、アステルの言語能力はそれに由来していると?」

「はい。私はアステルくんがあの機能を取り込んだのではないかと考えています。会話によるインターフェイスはその目的故に、コンピュータの中でも独立性の高いシステムでしたから。それがある日に忽然と消失したのです」

 アステルは悪性新生物から分離するに際して、会話によるインターフェイスを巻き込んだと天田は推測したらしい。常識外れだが、今は目の前の事実を呑み込むしかなかった。

「もちろん、私としても未だに確証が得られたわけではありません。本来想定されたハードウェアから離れたのですから不具合もきたしたことでしょう。それでも状況証拠は揃っていますからね。そしてこれが真実ならばアステルくんは我々のコンピュータに絶大な命令権を持っていることになる」

「それは……確かに……なるほど」

 天田の熱が移ったようにカナタの頭も回転する速度を速めていた。

 思い起こせば、アステルはコンピュータや通信端末を自在に操る能力を有していた。あれがそのインターフェイスに由来するなら、天田の想像さえ超えて強大な能力として彼女の内に根付いていることになる。

 確かにあの力は天田が狙った通りに事態を推移させていくことなど造作なかった。そして彼女なら、喜んで今回の件も引き受けるのだろう。

「アステルなら悪性新生物の消去だって容易に行えると思います。だから、あいつの力を借りたい、或いは……あいつを預けて欲しい……ということなんですよね?」

 最後に付け足してしまった問いはそうなることを恐れていたせいかもしれない。

 しかしそれを打ち消すように天田はかぶりを振ると、カナタの肩を掴んでこう言い放つ。

「その言い方だと語弊がありますね! カナタくん。私は君とアステルくん、両名の力を貸して頂きたい。この件では君の仮想空間が不可欠の要素となるのだから」

 カナタを見据える両の眼に交渉の気配などなく、怜悧な知性に基づく決断だけがそこに力を与えていた。

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