となりのあなた
朝焼けの中、朝顔が太陽に笑う
それは月光を浴びて成長した姿を見せるよう
綺麗だよ、そう どちらかが言っているよう
この朝顔も夕方には花弁を閉じて
夜に眠る
たっぷり月光を浴びて
朝に起きる
太陽ばかり見ている朝顔は他を知らない
太陽で葉や根を育て、栄養として咲くだけ
他は知らない
知らないから
隣で花びらを閉じている自分のような花を
枯れ花と思ってクスクス笑っている
枯れ花は、朝顔が馬鹿にしていると知っている
知っているけど何も言わない
太陽しか知らない貴方
夜しか知らない私
貴女が月光を浴びるなら
私は太陽を浴びて夜に咲く
月夜に咲く夜の顔
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます