一式陸攻は良く一式ライターなどと揶揄されていますが、
実際にどうだったかに関しては諸説ある様です。
一式が大損害を受けているのは、低高度の艦船攻撃時で、
かつ戦闘機の援護が十分でなかった時であり、
同時代の他国の爆撃機(ドイツのJu88やHe111)との比較だと、
同じような条件下では似た損害比率です。
また途中で付けられた炭酸ガスによる消火装置は
非常に効果的で、生存率向上に貢献したそうですよ。
また、実際に一式と戦闘した米軍のパイロットの証言でも、
決して脆い機体ではなかったという証言があります。
特にガダルカナル島での高高度爆撃には米軍も手を焼いており、
当時のF4Fでは、8,000メートル級を飛行する一式陸攻の撃墜は、
そうとう難しかったという証言があります。
(学研 一式陸上攻撃機より)。
作者からの返信
学研の一式陸攻はよく読んでおります。
機体そのものよりも運用に問題があった節はありますね。
無事着陸して全員が敬礼するシーンでちょっと泣きそうになりました。
迫真の一式陸攻と樽(F4F)の戦い、非常に堪能しました。