2話

「あぁ…そういうことなのね、うふふっ。」


アマリアは目が覚めた瞬間そう言って笑った。




今度は、守れるのね。


ずっと守るって約束したのにアノ時は…


きっと、今世で彼女を守るチャンスを神は与えてくれたのよね。


私の大切な『妹』を…







―――バンッ!!


「お姉様!!」


「グラツィア?どうしたのよ、そんなに急いで。」


「だって、お姉様が目を覚ましたって!」


グラツィアが抱きついてくる。


「もうグラツィアったら…」


「お姉様…?」


グラツィアの頬を撫でる。


「…私が、貴女を守ります。」


「どうしたの…?お姉様…むしろ私がっ「グラツィア


絶対に何があっても貴女のことは守り抜きます。これは、誓いであり使命であり『貴女』との約束なのよ。」


「お、ねぇ、さま…」


―――チュッ


グラツィアの額にキスをする。


口ではないけれど、これは『特別』


グラツィアはこの世界での額へのキスの意味はまだ知らないのでしょうね。




額へのキスの意味は、いつまでもそばで貴女を―――――――――

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Gerbera みおりさん @potato_0000

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