なこがたり 夜の蝶〜JKがキャバ嬢やってみた〜

#4 池袋編 体験入店③

いよいよOPEN！

まだお客様は来ないので、挙動不審に待機席に座っていたら、横のお姉さんが煙草を吸い始めた。

やだ、私も吸いたいな…。

勇気を出して聞いてみた。

｢あの煙草って吸ってOKなんですか？｣

｢うん、待機の時も大丈夫だし、お客さんに聞いていいよって言われたら吸って大丈夫だよ〜吸いな〜｣

無法地帯か！

まぁお言葉に甘えて、一服しよう。

聞けば親切に教えてくれるんだなぁ。

キャバ嬢に対して偏見を持ちすぎていたみたいだ。

暫くするとボーイが一斉に

｢イラッシャイマセー｣大声だ。

一斉に立つ嬢の皆さん。

待って、立つとか聞いてないぞ！一足遅れて起立！

どんな人が来るのだろうと不安な気持ちで待っていると…

あれ？女の子と男性が一緒に入ってきた…？

もしや、これが噂の同伴ってやつか！

サラさんに聞くと｢優ちゃんと同伴のお客さんだよ｣と教えてくれた。

優さんはNO.1だ！さすが1位は同伴。

私は優さんがどんな女性なのかわくわくしていた。すると支度の終わった優さんが出てきた。

天使だ！半径1mくらいがキラキラしている！

凄まじい衝撃！

ちなみに私は色々な店でキャバ嬢を見てきたが多分優さんが1番可愛い。

モデルでもいけるレベルで可愛いのだ。

何でキャバ嬢になったのか不思議なくらいだった。

雰囲気は和製ザギトワみたいな、とにかくスタイル抜群で可愛いしキレイ。

お人形さんみたいにキレイだし、笑った時に少し幼さもあって可愛い。

私は完全に優さんファンと化した。しばらく優さんを見つめていた。

すると、どんどんお客様がご来店。

とうとう私も初舞台に上がる時が来た。

女の子を配置する回しボーイに呼ばれた。

｢なこさん、ご新規様にいきます｣

｢ふぁっはい｣

どうしよう、緊張でガチガチだ。

普段は履かない高いヒールのパンプス、ドレスはロングだから凄く歩きづらい。

回しボーイが

｢今〇さんが抜けてくるので、なこさんはそこに入ってください｣と言われて、エスコートされて席に向かった。

｢女の子失礼します、なこさんです｣

ここからが本番なんだ！

続