第20話 手紙
オーナーの話が終わり、私はプレートの位置を変えた。三日月が、古山鈴子。半月はミナ。
満月には完成されたであろう藤澤のネームプレートを掛ける。明日は仕上がりの電話を朝一番に藤澤にする予定だ。きっと喜んでくれるだろう。
オーナーはすでに2階に上がっている。私はもう1つケーキを頂き、帰宅した。
自宅
玄関に見慣れた文字で張り紙があった。前に住んでいたアパートの女からだ。どうしてこの家が分かったのだろう。疑問に感じながらも、
懐かしさでゆっくり読もうと部屋の電気をつけた。珍しく、封筒に書かれている。中には厚い手紙が入っている。
封筒に書かれている文字を読む。
[もう3人の来店はあったか?]
何故3人の来店を知っているんだろう。おそるおそる中の手紙を取り出そうとした時、また頭痛に襲われた。いつもの薬を飲んで、ホットミルクを作ろうと、鍋に冷えた牛乳を入れる。ガスをつけた。
全身に力が入らなくなり、私はその場に倒れ込んだ。
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