Once the girls were here ⑦
次に目を覚ましたのは、早朝だった。
上半身を起こした私は、大きく伸びをする。体の節々が全く痛まないことが嬉しかった。そして何より、悪夢でうなされることが無かったのも幸いであった。ベッドの向かいにある本棚の真上にあった掛け時計に目をやると、丁度5時を回るところだった。
私は掛け布団を軽く畳むと、梯子を下に降る。その際にちらりと下の段を見たのだが、ジャイアントは既に起きたあとのようだった。私は扉を開け、廊下へと出る。日の出前のためまだ暗く、気温もかなり低い。身震いを一つして、ジャイアントの部屋がある右側へと歩を進める。彼女の部屋の前まで来てノブに手を掛けようとしたわたしは、動きを止めた。
――そう言えば、ドアにはロックが掛かっているんだったか。
ドアの横にはテンキーが備え付けられていたが、パスコードが分かる訳もない。仕方なく、私はジャイアントを探すことにした。
まずは隣の給湯室に入ってみる。いない。そうなると、階下だろう。私は階段を降りると、次に楽屋へと向かった。ドアを押し開け、真っ暗な部屋を通り過ぎ、突き当りにあるドアを開けた。しかしながら、その先にある脱衣所にも電気は灯っていなかった。
であれば、残るは二つだ。私は体を翻すと、楽屋を後にし、そのまま階段の横を過ぎて奥にある扉を引き開けた。ミキサー室には誰もいない。ただ、外から声が聞こえる。私は目の前に立ちはだかるパイプ椅子の山をなんとか乗り越えて室内へと足を踏み入れると、ステージへと繋がっている鉄製のドアを開けて外へと出てみた。
「お、あおちゃん、おはよう。丁度良いところに来てくれたね」
手前のステージの上手側に居たクロウタドリがこちらの方を振り向き、そう言った。見ると、下手側にはジャイアントがいる。彼女は顔を軽く伏せていたが、その表情は暗澹としていた。話でもしていたのかと思ったのだが、二人は対話には適さないような長い距離を開けて対峙しており、その様子に私は違和感を覚えた。
――何か雰囲気が、重い。私は恐る恐るといった感じで向こう側にいるジャイアントへと話しかけた。
「あの……話の腰を折ってしまったのなら申し訳ないんだけれど……あなたの部屋に入れてもらえないかしら」
彼女からの返答は無かった。当惑する私に対して、クロウタドリが代わりに言葉を返した。
「すまないけど、少し待ってくれないか。今、大事な交渉の最中なんだ」
「交渉……?」
「そう。ジャイアントちゃんに新たにアイドルを結成してもらう為のね」
アイドルの結成? 彼女は一体何を言って――とそこで、私は彼女が一昨日提案した非現実的な解決策が、まだ寝惚けている頭の中に浮かんできた。
「……まだ諦めてなかったの」私は苛立ちから頭を掻く。「それに、ジャイアントペンギンにそんなことを頼むのは随分な御門違いじゃない」
「なんで?」
「なんでって……そりゃ、彼女はただのファンだし」
私の言葉を聞いたクロウタドリは、僅かに目を見開いたのち、苦笑を浮かべた。
「……あおちゃん、君は頭は良いんだろうけど、少し察しが悪いところがあるな」
彼女は肩を竦めてそう言う。察しが悪いって、何に関して? 唐突に自分の欠点を指摘された私は、むっとする。
「本当にジャイアントちゃんがただのファンだったなら、辻褄が合わない部分がいくつかあるだろう。例えばさっき君が話したジャイアントちゃんの部屋のことだけど──元は関係者しか入れないはずの場所のパスコードをどうしてファンの子が知ってるんだろうね?」
「それは……単純に、異変後にここを訪れた際に何らかの形で知った、ということもあり得るでしょ」
例えば、施設内のセキュリティについて記された帳簿等を見つけた場合、など。異変時にしっかりと施錠をせずに人が放棄した施設も多く、その場合は簡単に外から入れるし、機密書類なども放置されていることが多かった。
「なるほどね。確かにあり得るかもしれない。じゃあ、これは? 昨日シャワーを浴びる時にジャイアントちゃんが教えてくれたんだよね。『PPPの本拠地のステージならもっと設備が新しい』って。あおちゃんは聞かなかったかな?」
そう言えば、確かに言われた覚えがある。ナカベ地方にあるというPPP専用ステージについてのことを、彼女は知っていた。言われてみれば、裏手の設備、しかもシャワールームなどは一ファンには分かるはずのないことではある。
私は目だけをちらりとジャイアントの方へと向ける。彼女はいつの間にか観客席側を向いており、依然押し黙っていた。見当違いの推論であれば何らかの否定の言葉が飛んできてもいいものだが。
「じゃあ、あなたが一昨日話していた適任の子っていうのは、ジャイアントペンギンのことだったの?」
「その通り」
彼女は指を鳴らす。場に似つかわしくないその軽薄さに私はまたいらついたが、それを指摘するより前に、聞きたいことが幾つか浮かんできた。
「つまり、あなたはジャイアントペンギンがPPPの関係者と睨んでるってこと?」
「そう。そして、ただの関係者じゃない。ジャイアントちゃんは、PPPのメンバーに最も近かったフレンズの一人である筈だ」
私は再びジャイアントの方に目を向ける。彼女は依然として何の反応も見せない。
「……あなたが彼女に交渉を持ち掛けた理由は理解したわ。でも、ここまで直接的な手段を取るということは、何かもっと、確固たる証拠を掴んでるってことでしょ。それは何なの」
先に挙げられたものはどれも決定的というには足りない。彼女がそのような曖昧な証拠を以って結論に至る質ではないことは分かっていた。
「それ聞いちゃう? あおちゃんにはもっと、自分で見つけた端緒から自力で推理して欲しかったんだけど。――ま、今回はいいか」
クロウタドリはそう言って、自らが提げていたショルダーバッグをまさぐり、一葉の写真を取り出して見せた。
「昨日君が淹れたてのコーヒーを持って部屋を出たり入ったりしているうちに、僕は二つのことをしていた。まず一つがこれを探すこと」
彼女は取り出した写真を私に差し出す。L版のカラー写真だ。受け取って見てみると、そこには昨日画面の中で見た5人の少女たちと、もう一人のアニマルガール──ジャイアントペンギンが、仲睦まじい様子でカフェの中でパフェをつついている様が写っていた。そして、彼女たちはみな、アニマルガールの服ではないラフな格好をしている。一通りそれを眺めた後で、私はふと嫌な予感がして、クロウタドリに質問した。
「……あなた、これ、何処から持ってきたの」
「壁際のラックに置かれていたアルバムからだけど」
「……はぁ」
予感は的中した。昨日、私が指一本として触れなかった、あのフォトアルバム。
「あなた、他人の私物、しかもプライバシーに関わるところを勝手に覗き見ることがどれだけ失礼なことなのか分かってるの?」
「そこは申し訳ないと思っているよ。けれど、こうでもしなければジャイアントちゃんは僕の言い分をちゃんと聞いてくれないと思ってね」
クロウタドリはジャイアントの方に顔を向けて、言葉を継ぐ。
「ジャイアントちゃん。この写真の中の君、随分と幸せそうじゃないか。コウテイちゃんに、イワビーちゃん、ジェーンちゃん、フルルちゃん、そしてプリンセスちゃん。ここに一緒に写っているみんなは、君の可愛い後輩だろ? 彼女たちをこのまま暗闇の中に取り残してもいいのかな」
「クロウタドリ」
「以前に小耳に挟んだことがあるんだ。水辺エリアに思い出と一緒に閉じ籠っているPPPのプロデューサーがいるってね。君のことだろう? あの部屋の中にあるコレクションや君の豊富な知識に触れてすぐに分かった。道理でパーク内でPPPの名前を一切聞かない訳だ。君が独り占めしてるんだもの」
「止めなさい」
私は彼女の腕を掴む。ひ弱な自分の、渾身の力を込めて。
「――痛いよ、あおちゃん」
「それは、彼女の台詞でしょ」私はこちらを見上げた彼女の双眸を睨め付ける。「よく、そんなに平気で、傷口を抉るようなことが出来るわね」
「それこそ僕の台詞だ。よく彼女は、この20年もの間、自分の傷口を抉り続けられたと思うよ」
私は眉根を寄せる。何を言っているんだ?
「まだ分からないのかい、あおちゃん。PPPはさ、ジャイアントちゃんにとっての”傷”そのものなんだよ。触れるだけで激痛が走り、身悶えするくらいの」
彼女は再びジャイアントの方を向く。
「普通はそういった過去の傷やトラウマからは目を背けて、忘れようとする。ヒト、そしてそれらと同じ身体をした僕たちが持つ当然の防衛機制だ。そうしなきゃ、心は壊れてしまうし、多分異変で深い傷を負ったフレンズ達の殆どはそうしただろう。でも、君はそうしなかった。敢えてこのステージの中で暮らし、彼女たちのグッズに囲まれながら、古傷を抉り続ける生活を送ってきた」
クロウタドリは徐に歩き出す。彼女までの距離を詰める間隙を、ステージに反響するローファーの音が埋めた。
「多分、君はとっても優しいんだろうね。自分の身を削ってまでPPPの皆のことを忘れないように努めたんだろう。彼女たちが遺した輝きを、異変後に絶やさないように頑張ったんだろうね」
ジャイアントまであと数歩というところで足を止めた彼女は、少しも躊躇うことなくこう続けた。
「でも、君がいなくなったら――ここに溜め込んできたPPPの皆の輝きは、どうなっちゃうんだろうね?」
その言葉を聞いて、自分の頭に血が昇るのがはっきりと分かった。流石に、彼女のやり方は度が過ぎている。
「あなた、いい加減に――」
「……いいんだ、アオサギちゃん」
肩を怒らせて彼女のもとに向かっていった私の勢いは、差し挟まれたジャイアントの言葉で止まった。見ると、彼女は自嘲気味に微かな笑みを浮かべつつ、こちらを振り返っていた。
「クロウタドリちゃんの言ったことは、本当だからさ。……昨日の夜話したでしょ、異変の時のこと」ジャイアントは俯き加減に続ける。「姑息で無力な傍観者がわたしだって。あの時、スタッフの制止なんか振り切って、皆がライブのために向かっていたキョウシュウのこのステージに来ればよかったんだ。でも、そんなこと出来なかった。ただ純粋に怖くて、脚が竦んで動けなくて。シェルターで皆の無事を祈ったのも、多分、自分が逃げたことを正当化するための行為に過ぎなかったんだ」
彼女はクロウタドリが持つ写真に目を向けて、目を細めた。
「……懐かしいね、それ。アルバムなんて異変以来ずっと開いてなかったから、それこそ20年ぶりに見たよ。自分が映ってる写真を見ると、気持ち悪くなっちゃってさ。わたしを揺さぶる手段としては、ベストチョイスだったと思うよ」
でも、とジャイアントは前置いてから、私たちを交互に見据えて言った。
「クロウタドリちゃんはわたしの臆病さまでは見抜けなかったみたいだね。こんなに言い寄られても、わたしは変われないよ。20年もの間、この生き方を続けていられたのもその臆病さがあったから。きっとわたしは、君たちがここを去った後も、同じくここに閉じ籠ってのうのうと生きていく」
その彼女の言葉に、私はかつての――と言ってもたったの3日前の話だが――アーケードに引き篭もっていた自分を思い出す。何故先程クロウタドリに大きな怒りを感じたのかが分かった気がする。まるで、その言葉が自分に向けられているかのように思えたからなんだ。
「……確かに、僕たちだけじゃ君を説得するのは難しかっただろうね。だから、もう一人用意させてもらった」
クロウタドリは矢庭に振り返ると、ステージ脇の扉に向かって声を掛けた。程無くして軋みを上げつつ開いた扉の中から姿を現したのは――。
「ハネジロちゃん……」
ステージ上に降り立った彼女――ハネジロは、その大きな瞳で、真っすぐジャイアントのことを見据えた。
驚きから目を丸くしていたジャイアントだが、直ぐに眉を顰めると、憎々しげに横目でクロウタドリのことを睨みつけた。
「……流石に卑怯だよ」
「それはどうも」彼女はそれを物ともせずに軽い微笑を返すと、ハネジロに向かって語り掛けた。
「君も聞いていただろ、ハネジロちゃん。それを踏まえた上で、言いたいことは言うんだ」
ハネジロはクロウタドリの言葉に軽く頷く。
「……あの、最初に一つ聞いてもいいですか」
彼女の言葉を受けて、少しの間を置いてから、ジャイアントは頷いた。
ハネジロは、クロウタドリさんから聞いたことなんですけど、と前置いてから、おずおずとジャイアントに訊ねた。
「コガタちゃんが前にここに来たことがあるっていうのは、本当なんですか」
コガタペンギンが、ここに? 私は彼女の質問に首を傾げる。どういうことだ。
対するジャイアントは、目を閉じて暫く沈黙したのち、観念したかのように軽く息を吐きだし、答えた。
「――本当だよ」
理解できずに立ち尽くしている私の前を通ってハネジロの前へと進み出た彼女は、ゆっくりと話し始めた。
「異変から10年経つかどうかって頃かな、外から綺麗な歌声が聞こえたんだ。覗き窓から見てみると、壇上には一人のフレンズが居た。定期的に何度かここを訪れた彼女は、PPPのヒットメドレーを一通り歌い上げたのちに、決まって中にいるわたしに訴えかけてきたんだ。『アイドルにしてください』って」
ハネジロの目が見開かれる。
「綺麗な、透き通った歌声だった。踊りも申し分なかった。……異変前のわたしなら、彼女をスカウトしていたかもしれないね。でも、もうそんなことは出来なかった。わたしは自分がプロデュースしたアイドル達を守れなかった――いや、見捨てたんだ。そうする資格なんて無かった」
彼女は、その場に頽れてしまう。項垂れる彼女の口から紡がれる言葉は、段々とくぐもっていった。
「……ごめん、ごめんよ。わたしがあの子を受け容れていれば、未来は変わっていたかもしれない。命を、落とさずに済んだかもしれない。弁解する余地なんてないし、きっと君もわたしのことを許せないと思う。謝ったって赦されるものでもない。でも……それでも……ごめん、ごめん――ごめんなさい」
ジャイアントのしゃくり上げる声が、ステージ上にこだまする。
私はそれを背後で、ただ突っ立って見ていることしか出来なかった。クロウタドリも口を挟むようなことはせず、ただ横で二人を見つめていた。
ハネジロは暫しの間その場で顔を伏せっていたが、やがて決心したように顔を上げると、ゆっくりと肩を震わせているジャイアントのもとへと歩み寄っていった。
「ジャイアントさん、顔を上げてください」
しゃがみ込んで優しく彼女の肩を抱いたハネジロは、そう言った。
「でも――」
「大丈夫ですから、ほら」
その言葉を受けて徐に顔を上げたジャイアントに、ハネジロは穏やかに微笑みかけた。
「わたし、ジャイアントさんのこと、怒っても恨んでもいません。わたしも臆病だから。きっとあなたの立場になっても、同じふうにしか出来なかったと思うから」
それに、と彼女は言葉を継ぐ。
「わたしも、コガタちゃんのこと、引き摺ったままです。わたしが落ち込んだままじゃ、お空にいってしまったコガタちゃんも幸せになれないって分かってるのに、ずっと苦しくて、辛くて、ご飯もあんまり喉を通らなくて。いっそ、自分からセルリアンに飛び込んで、コガタちゃんのところに行きたいって思うことさえありました」
でも、ずっとそのままじゃダメなんです。そう言った彼女は、目線を前に向ける。その瞳は、私たちの背後に広がる観客席に向けられていた。
「――わたし、コガタちゃんの願いを勘違いしていました。今までずっと、ライブを直接見に行けなかったことが心残りなんだって思ってました。でも、それは、きっと違ったんです。それは、もっと先の未来のことを思った、自分だけじゃなくパーク全体のことを考えた願いだったんじゃないでしょうか。PPPの皆さんが生み出してきた歌を、踊りを、異変後に再びフレンズの皆に知って欲しいっていう願い――受け継がれなければ消え去ってしまう輝きを、先へと繋げたいという願いだったんじゃないかって」
彼女は、再びジャイアントの方へ目を落とした。
「ずっと、不思議に思ってました、コガタちゃんは既に歌があんなにも上手なのに、どうして毎日欠かさず練習するんだろうって。そんなことしなくたってずっと上手いままなのに、って。でも、実際にPPPの皆さんのライブを見たとき、歌の上手さだけじゃなくて、皆さんが持つ大きな熱意を感じたんです。歌の素晴らしさを、驚きを、感動を、皆に伝えたいという熱意を。それは、コガタちゃんが歌って踊っているときに感じるものとそっくりでした」
彼女は一息でそこまで言ってから少し間を置き、言葉を継ぐ。その両手は、いつの間にかジャイアントの両手を優しく包み込んでいた。
「だからコガタちゃんは、ただのPPPのファンで居続けるだけじゃなくて、自分もアイドルになってみようと思ったんじゃないでしょうか。PPPの皆さんがいなくなったこのパークではその輝きを引き継いでくれる存在がいないから、自分自身がアイドルになって、自分が演じるライブを皆に見て欲しかったんだと思います。ライブを直接見ることが出来なかったことを残念がっていたのも、きっとその場でしか感じることの出来ない受け継ぐべき雰囲気や輝きを、取りこぼしてしまったから」
その時、ステージ上に眩い朱の光が差し込んだ。ふと背後を振り返ると、山の稜線から朝日が顔を出すところであった。しゃがみ込んだ二人が長い影を帯びる。
「コガタちゃんは、一人ぼっちで苦しんでいたわたしに寄り添って、一緒に苦しんでくれたんです。それに、わたしはとっても救われました。だから、今度はわたしがジャイアントさんに寄り添いたい」
ハネジロは彼女の手を取ったまま、ゆっくりと立ち上がった。
「わたしも、一緒に苦しみます。ジャイアントさんが、大丈夫になるまで。長い時間がかかってしまうかもしれませんけど……でも絶対、乗り越えられる日が来ると思うから。PPPの皆さんを、明るい記憶の中に置くことが出来る日が、きっと、来ると思うから」
ハネジロの頬に、一筋の雫が伝った。それは朱い朝日を受けて、光を放つ。
「だから――だから、もうちょっとだけ、諦めないでください」
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