第3話 星子発見
緋色は高校の校庭へと入っていく。
ここでも不審者として咎められることはなかった。
出会う人は皆笑顔で挨拶してくれた。
緋色は笑顔を作れなかったが、目を点滅させ耳を回して、笑顔になったつもりで挨拶した。
「コンニチハ、生活支援ロボノ緋色デス」
「今日は緋色ちゃん」
「こんにちは。元気してる?」
皆の笑顔に勇気づけられる。
緋色は当初の目的を為すべく星子を探した。
程なく星子を見つけた。
事前の情報ではいつも三人組で行動しているとの事だったが、今日は二人だった。
星子を見た瞬間、緋色の動力系は温度が200度も上昇した。
ロボにはないはずの感情に戸惑う緋色。
彼は星子に近づき声を掛けようとする。
その時、星子の隣にいた女子生徒、
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます