第二部　浮上する真実

　バンパニア王国のスラムで暮らしていたガリアは、ひょんなことから国の最重要機密である『ドラグリアン』の装者として、反政府勢力『ヴァンパレス』との戦いの道を歩むことになる。

　多くの戦いを経る中で、ガリアは様々な出会いと別れを繰り返す。ガリアを助けた女騎士で、『レギンレイヴ』の装者でもあるメライア。その同僚で、『ローズヴァイゼン』を操るマジータ、『スカルモールド』のマリエッタ、『ジーグルーン』のギルエラ。ガリアを追う謎の存在で、所属不明の吸血甲冑『ブラック・ガヴァーナ』を駆るキルバス。メライア達の後輩で、『ゲラルヴォール』の装者である、仮面の騎士アリア。バンパニア王国とヴァンパレスの戦いで、様々な思惑が交錯する。

　そんな中、王国軍にスパイが潜り込んでいることが判明。ガリアは仮面で素顔を隠したアリアを疑うも、逆に煽られて言い返せなくなってしまう。

　自分を見つめ直したガリアは、アリアを信じてスパイを炙り出す作戦に参加する。そんな折、三度襲来するキルバスとブラック・ガヴァーナ。彼女はガリアの姉を名乗るも、撃ち落として確認したらアリアに似ていた。深まる謎。

　混乱するガリアに追い打ちをかけるように、残酷な真実はその素顔を晒す。

　なんとスパイはアリアだった。

　遂に本性を現したアリア。謎の吸血甲冑『デヴォルメン』が襲来する中、ガリアはドラグリアンの真の力を解き放ち『ドラクリアン』を覚醒させる。アリアの駆る『ダンディット・ゲラルヴォール』を撃破し、苦いものと共にその手に勝利を収めるのだった。