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目次
ロケットペンシル
作：北見悠平
見果てぬ空の向こう側
校舎が映る水の底
庭にはチェインドペットボトル
ねずみ花火みたいに増えてく
地球は青かったって
誰かが言ったらしいけど本当かな
四畳半、ここから見えるのは
日向ぼっこにも足りやしない白光
偶然って言葉にも嫌気が差したので
全部ここで射出してしまえばいい
導火線を燃やし尽くして夏の浦
鉛筆で書いて留めた藍ことば
こんなに雲は遠いのに
雷が海に消えても上の空
眼鏡は月を映すから
思い出の写真がずっと茜色
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