第2話 愉快な朝

「おはよう、忍君」


「ん...」


基本僕は夜更かしが当たり前であるため

寝起きが悪い


「起きてー忍くん!」


何だろう新しい目覚ましアプリでも買っただろうか


「もー、起きてってば!」


ケータイを探すため手を漂わせる

そして手が触れたものは温かく、柔らかい

すべすべした肌だった


「ふぁ!?」


予想外の感覚に思わず体が仰け反り

勢いよくベットから跳び起きる


「もーやっと起きた」


目の前にいる可愛らしい少女は

呆れながら笑っている

状況がも見込めずしばらく眺めていたが

段々と思い出してきた


あの後、親や妹が帰って来た後、親戚の子

としっかり認識されており、皆んなでご飯を食べ、いつもより賑やかな夜になった

後、お風呂上がりの女神さんマジやばかった

流石に寝る場所は別々になると思っていたが

すんなりと彼女の要望が通され一緒の部屋で

寝ることになった

これは両親がもともとそうゆうのが緩いのか

女神様が力を使ったのか区別がつかなかった


「えっと、ごめん、そしておはよう」


「おはよう、別に気にして無いから良いよ」


相変わらずの純粋なニコニコ顔である


「ただ、」


すこし顔を赤くして


「そうゆうことしたいなら前もっていってほしい」


こっちはそんな経験もない男子高校生である


「し、しないよ!」


「そ、そっか」


何これ恥づかしい

すこし間を置き恥ずかしさを埋めるように

ぎこちなく話す


「お母さんご飯できたってよ」


「了解、今行くわ」


ベットから降りてそのままリビングへと向かう


「お兄ちゃん遅い」


すでに妹は食べ始めているようだ


「いろいろと夜忙しくてな」


てか、同じ部屋に女子いてそんな簡単に

寝れるわけないやん


「全くもー、(めぐみ)恵お姉ちゃん

に迷惑かけて」


「恵姉ちゃん、面倒な兄を起こしてくれて

ありがとうね?」


「良いよ、これくらい」


顔の前で手を軽くパタパタと振る


ちなみに 恵 とゆう名前は、俺がつけた

呼びずらいしね

ちなみにフルネームだと


しずくいし めぐみ

雫石 恵


である、我ながらなかなか良いネーミング

センスだと思う


「恵姉ちゃんはこんなにしっかりしてるのになぁ」


ため息をつきながら俺と見比べている


「おい、何が言いたい?」


「別に〜何も?」


こんにゃろ


「今日からお前えが飲む飲み物全部コーヒ

にしてやる」


「それだけはご勘弁を!」


手を顔の前で合わせこちらに軽く頭を下げる

何とも乗りの良い妹だ


「では、私達も食べますか」


「そうだな」


二人隣の座り手を合わせる


「「いただきます!」」


人数が多いご飯はいつもより少し美味しく

感じられる


恵は外国人の人たちが難しいとよく言っている箸を上手く使っている

そういえば、恵は以前どんな生活を送っていたのだろう

今度聞いてみよう


「ふー美味しい」


隣を見ると女神様が味噌汁のうまさに

感心している

それにしても美味そうに食うなぁ

見てて癒されるわ〜


「あ〜勉強したくないよー、お兄ちゃん助けて〜」


まだ勉強に本腰を入れてないとはいえ、

確実に勉強量は増えて来ている


「無理だ、お兄ちゃんは21世紀のロボットでも何でもないからな」


「そんな〜」


がっくしとうなだれる


「まあ、今頑張っとけ楽しい高校生活や

その先の社畜ライフが待ってるんだ」


「最後のそんな辛いのは嫌だ!」


「頑張って働いてお兄ちゃんをしっかり

養いなさい」


「嫌だああああぁぁ!」


キッチンから大声で叫ばれる


「二人とも!さっさと食って学校に行く準備

しちゃいな」


「妹、お前のせいで怒られたぞ」


「お兄ちゃんのせいだと思う」


そう言ってまた食べ始める


「二人とも仲が良いんだね!」


女神は嬉しそうに言った


「ごちうさまでした」


食器をまとめキッチンに持って行き

自分の部屋に戻る


階段を上り自分の部屋に戻る

扉を開く


「あ、お帰り」


お着替え中の女神様の体は前を向いていて顔だけこっちに軽く向けている

下着をつけていて美しい肌がよく見える

全く免疫のない僕は顔が真っ赤だ

彼女は全然平気なようだが


「うああああああああ!ごめんなさああ い!」


謝りながら勢いよ扉を閉じる


「あれ?恥ずかしがってるの?」


「当たり前だろ!お前は恥ずかしくないのかよ!」


「ぜーんぜん」


そもそも考え方が違うのだろうか


「とりあえず服を着てくれ!」


「ええ、どうしよっかな〜」


「良いから頼む!俺が着替えられねえ!」


「むむ、仕方ないな」


しばらくして声がかかる


「いいよ〜!」


部屋に入るとうちの高校の制服を着た

彼女の姿があった


「お前俺と同じ高校に来るのか?」


「もっちろん

ちなみに私は君とは隣の席で、入学してから

ずっとみんなといた事になってるよ」


「何でもありだな」


改めて運命の女神であるのだと思う

まだ学校の反応を見てないから本当かどうかは半信半疑だが


「そろそろ着替えたいから廊下で

待っててくれ」


「はいは〜い」


素直に部屋から出て行く


時間もないので急いで着替え部屋を出る


「おまたせ」


「じゃあ行こっか」


見ると紺色のかわいいリュックを

背負っていた

もう突っ込む気も起きず


「リュックかわいいな」


「えへへ、ありがと」


少し顔を赤くして喜んだ

そのまま二人家を出て学校に向かう


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