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―――それから数日後のある日。
父親は氷滝一族の集落へと、朧は買出しに、集落から出ていた。
「私だって…」
――――外に出たい。
家族の不在をいいことに、白火は集落の外へ出ることを決意し、そっと支度を始める。
(集落の外の世界をこの目で見てみたいの)
ごく
白火は家の裏口から、その近くの
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