第37話 動機

 栞奈を待つ間、千里は深呼吸をして心を落ち着かせた。後から人が来ることを伝えて四人席に案内してもらっており、テーブルには水だけが置かれている。


 栞奈が姿を現したのは約束の時間ちょうどだった。いつの間にか隣に立っており、動揺した千里の心臓は高鳴る。


 「座ってもいい?」


 懐かしい栞奈の制服姿に思わず見とれてしまう。しかし、栞奈の企みに気付いた千里は言葉を失った。着ているスカートは一部が赤黒く染まっていて、ジャケットや胸元のブラウスにも同様の小さな汚れが確認できる。栞奈はあの日に身に纏っていた制服を着ていたのだ。


 「……千里?」


 栞奈は固まる千里にもう一度声をかける。服装以外は昔と変わらないように見え、千里が着席を促すと栞奈は微笑んだ。座るなり頬杖をついて千里を見つめる。


 「久しぶり」


 「ああ」


 栞奈は電話でのやり取りがなかったかのような振る舞いをする。気を抜いてはいけないと自分に聞かせたものの、外を恐れていない栞奈を見て千里は嬉しく感じた。栞奈の傷は着実に癒えていたのだ。


 「……寒くなかった?」


 当初は挨拶も抜いて本題に入り、真意を問いただすつもりだった。しかし、嬉しそうに笑う栞奈は理想そのもので、千里は今の雰囲気を壊せなかった。


 「少し寒い。……触って?」


 千里を試すように右手が差し出される。躊躇いながらもゆっくり触れると、滑らかな触感と冷たさを感じた。目的を思い出した千里がすぐに手を引くと、栞奈は少し首を傾げた。


 「どうしてこっちに?」


 「千里と会うため。連絡できなかったのは準備をしてたから」


 「ちゃんと家には言った?」


 「置き手紙をしてきた。事情は……話せるわけないでしょ?」


 栞奈から本題を振ってくる。ただ、間が悪く店員がやって来たため、メニュー表を手に取って栞奈に視線を配った。


 「選んで」


 栞奈はメニュー表に目を通すことさえしない。千里はケーキセットを二つ注文して店員を追い払い、再び栞奈と対峙した。


 「本題に入る前に話しておくことはない?ないなら僕から色々聞いていくけど」


 「いいよ。何が知りたい?」


 どこに余裕があるのか、栞奈は一向に笑顔を絶やさない。千里は雰囲気に飲み込まれないようにして、最も重要な質問を投げかけた。


 「僕を脅迫していたのは……本当に栞奈?」


 千里は思い切って質問する。力が入って声が大きくなったものの、周りに聞かれた様子はない。栞奈は椅子に座り直して眉を動かした。


 「そうだよ。これを使って脅迫してた」


 即答した栞奈は鞄から黒い機械を取り出す。見たことはなかったが、すぐに変声機だと分かった。


 「わざわざ大阪の専門店まで行ったんだよ。すごく高かったし」


 「思い付きじゃないってこと?」


 「当たり前でしょ?たくさん考えて色々計画したんだよ?バレちゃうのは予想外だったけどね」


 「笑い話じゃない。どうしてそんなに楽しそうなんだ?」


 栞奈は楽しい思い出を話しているかのようで、千里にはその態度が理解できない。栞奈の行為によって多くの人が傷ついたのだ。ただ、栞奈はその質問自体に疑問を投げかけた。


 「楽しいに決まってるよ。だって千里のことを考えるんだよ?私がこう言ったら千里はどうするのかなって考えるの、すごく楽しいんだから」


 栞奈は悪びれる様子なく答える。千里にはここまで変わってしまった理由を知る必要があった。


 「……困らせて楽しむくらい僕を憎んで嫌う理由を教えてほしい。何が栞奈をそうさせたのか知りたい」


 「え、何言ってるの?」


 千里は思い当たる節を探したが見当たらなかった。そんな中、栞奈は首を振って否定した。


 「嫌いな人のことを考えて楽しくなる人がいると思う?私はそんなに変わってない。昔から千里が好きで、今もその気持ちは変わらない。だから楽しいの」


 栞奈から好意が伝えられる。ただ、千里に肯定的な感情は沸き上がらなかった。矛盾した理論を披露されて、余計に頭がついていかなくなる。


 「どうして?僕がどんな生活をしていたか知ってるはず。それでも楽しかった?」


 「千里だって私を傷つけたんだからお互い様。私だけが苦しい思いをするなんて不公平だから、同じように苦しみを与えただけ。何か間違ってる?」


 納得できずに小さく両手を広げた千里に対し、栞奈はその手を握って主張する。視線を全く逸らそうとせず、千里は恐怖を感じた。


 「どうして分かってくれないの?私をこんなに傷つけて苦しめたっていうのに」


 栞奈は千里の手を引いて顔を近づける。瞳孔が開ききったその目は千里を捕まえて放そうとしない。


 「……僕が何をしてしまったのか教えてほしい」


 千里は栞奈の目を避ける。事件の時と酷似していて、混乱のあまり吐き気を催したのだ。しばらくして千里を解放すると、栞奈は背もたれに体重を預けた。


 「私から離れていった。これ以上の説明が必要?」


 「……栞奈から離れた?」


 「事件の後、千里はすぐに引っ越した。それって私を一人にして苦しめるためだったんでしょ?」


 栞奈は徐々に語気を落としていく。それを聞いて千里は思わず天井を仰いだ。沈黙が訪れた瞬間、店員が注文品を持ってくる。


 「僕が引っ越したのは忌避の視線から栞奈を守るためだった。知ってるだろ?」


 「それが私のためだなんて言わないで。そんなこと一度も頼んでない」


 「………」


 釘を刺された千里は言い返せなくなる。栞奈はコーヒーに口をつけて表情を和らげた。


 「もちろん、お母さんがそんなお願いをしたことは知ってる。あの村のクズたちが人殺し呼ばわりしていたことも。本当にふざけた生きる価値もないクソ大人ばかりのせいで」


 栞奈は汚い言葉で故郷の大人を罵る。確かに千里も理不尽に感じてはいた。しかし、危ないものには近づきたくない。そんな当たり前の考え方を否定する気もなかった。


 「でもね、千里が離れていった事実は変わらない。私は周りの視線なんて気にしてなかった。だって千里が隣にいてくれるはずだったから。周りの声なんて気にしてなかった。千里が助けてくれるはずだったから。……なのに千里は私を見捨てた」


 栞奈が虚ろな目で確認してくる。ただ、千里は凶行の理由に困惑していた。そんな可能性は考えもしていなかったのだ。


 「僕は栞奈のことを考えて……」


 「言い訳なんて聞きたくない。千里にも見捨てられて私は絶望したの。どうして何も言わないままいなくなったのか考えた。どうして私を一人にして新しい生活が送れるんだろうってたくさん考えた。……でも分からなかった」


 「あまりにも都合のいい解釈なんじゃ……」


 千里は絞り出すように声を出す。しかし、それを聞いた栞奈は目を見開いた。


 「あの日、私は汚い男に強引に犯された!それも千里の目の前で!……壊れた心を都合のいい解釈で繋ぎとめることは悪いことなの!?千里に助けられた私は千里に強く依存した。千里がいてくれるなら生きていけるって疑いもしなかった。それが間違ってたって言うの!?」


 栞奈が絶叫して、周囲の客が何事かと様子を窺ってくる。千里はそれをただ見つめた。


 「私の心はもう一度壊れた。千里のことなんて忘れてしまえばよかったのかもしれない。そうしたら躊躇うことなく死ぬことができて、こんなに苦しむことなんてなかったはずだから」


 栞奈は落ち着きを取り戻すと同時に、今度は涙を零れさせる。苦しみの一片さえ知らなかった千里に声をかける資格はない。


 「でも、死ぬことなんてできなかった。忘れようとしても千里が頭に浮かんでくる。振り払おうとしても、夢に出てくるたびに嬉しいって思っちゃう。……だから考え方を変えた。忘れることなんてできない。だったら取り返せばいいんだって」


 虚ろな目で涙を流す栞奈は千里の記憶を抉る。見ていられなくなった千里はテーブルナプキンを手渡した。


 「……そんなに苦しんでいたなんて知らなかった。だから僕は謝らないといけないんだと思う。だけど、栞奈の行為は悪いことだとしか言えない。僕のせいで苦しんでいたのなら、僕に言ってくるのが筋だろう?」


 栞奈の傷と脅迫は区別して考えなければならない。どんな事情があったとしても人を傷つけてはいけない。昔の栞奈はそれをよく知っていたはずなのだ。しかし、栞奈は首を横に振った。


 「千里がいないと生きていけない。二度と失いたくない。千里は優しいから、助けてって言えばまた助けてくれることは分かってた。だけど、千里も同じように依存してくれないと嫌だったから」


 「……ごめん、分からない。僕は栞奈に言われて三人と付き合った。それは栞奈を余計に傷つけることにならなかったの?」


 「もちろん嫌だったよ。嫉妬で壊れそうになったことなんて一度や二度じゃない。……だけど我慢した。千里は人に見捨てられる絶望を知る必要があったから。二度と他の人と関われないように、深い傷を負う必要があった」


 栞奈の邪悪な企みが次第に明らかとなる。千里はそれを聞いて血の気を引かせた。


 「じゃあ、恋愛関係の要因っていうのは?」


 「そんなの建前に決まってるでしょ?適当な理由をあしらえて、現地の人間を使役して、あたかも脅迫者が下手良にいるように仕立てた。私を守るために真剣になってくれて、とっても嬉しかったよ?」


 栞奈の笑顔は美しく歪んでいる。考え方は常識から外れているが、おかしいと断言はできない。同じ境遇にならない限り、誰も栞奈の気持ちを理解できないのだ。


 「……僕が苦しまないといけない理由はよく分かった。だけど、栞奈が指定した三人は?」


 「悩んだよ。関係を構築できるように付き合ってる人は分かる範囲で除外した。でも、千里に迫るような人間は近づけたくなかったから、内気で大人しい人、もしくは孤立してる人じゃないといけなかった。良い選択だったでしょ?一線を越えるようなことにはなってない。千里は便乗してそんなことをする人じゃないから」


 「……狂ってる」


 千里はとうとう言葉に出してしまう。事細かな計画の根本にあるのは私利私欲の塊で、普通の人は考えつきもしない。ただ、栞奈はそんな千里に注文を付けた。


 「でも、千里のせいだから。計画はもう少しで上手くいくはずだった。壊れた千里を今度は私が助けてあげる。これで離れられなくなるはずだったから。忌々しいあの女が邪魔さえしなければ」


 舌打ちをする栞奈を見て、小夜の協力がなければと思うとぞっとした。千里の生活は綱渡り状態だった。仮に何も知らずに物事が進んでいれば、自分がどうなっていたか想像もつかなかったのだ。


 「……じゃあ、写真を送ったのは」


 「うん、私。ちゃんとこっちに来て撮ったんだよ」


 「でも、送られていたのは二人だけだった」


 「当たり前でしょ?朝霧美波には後から送るつもりだったの。二人と上手くいかなくなって、千里はなんとしてでも美波との関係を維持しようとする。時間差で壊した方が効果的だから」


 栞奈は至極当然なことだと言わんばかりに説明する。この時ばかりは栞奈が悪魔に見えた。


 「……でも失敗した。これからどうするつもりなんだ?」


 千里は今後のことを尋ねる。今の千里にできることは限られているが、更生の余地があるならば助けてあげたいのだ。栞奈は少し考えてから口を開いた。


 「千里次第かな。計画は失敗したけど、千里が手に入るならそれでいい。依存のさせ方はまた考える」


 「僕が栞奈の望みに答えられなかったら?」


 「千里も千里に関わった奴も全員殺して私も死ぬ。生きてても仕方ないし、千里を誰かに渡すなんて嫌だから。でもそんなことしないでしょ?」


 栞奈は微笑みを投げかけると悠々とケーキを食べ始める。千里はただ言葉を失った。


 「……栞奈」


 声が震える。名前を呼ばれた栞奈は嬉しそうに顔を上げた。


 「残念だけど、栞奈の言いなりにはならない。当然、誰かを傷つけさせたりもしない」


 「え……?」


 栞奈は危険を察知して笑って流そうとする。千里はもう一度、今度は警告も兼ねて言い放った。


 「栞奈、下手良から出て故郷に帰れ。栞奈がしたことは到底許されることじゃない。もし反省して大人しく帰るのなら、あとは僕が責任を取る。だから……」


 「どうして!?」


 「そうしてほしい。栞奈にあの時の男と同じになってほしくない」


 「私はあいつらとは違う!」


 栞奈が叫ぶ。その顔は怒りで歪んでいた。


 「……分かってる。栞奈はあいつらとは違う。だから冷静になってほしい」


 「どうして?どうしてそんなこと言えるの?私、本当に苦しかったんだよ?二度とあんな思いをしたくないだけなのに」


 栞奈は声を抑えつつ、それでも心の痛みを訴えてくる。千里はその点に関してのみ同情している。だからこそ提案していた。


 「気持ちが分からないなんて言わない。村の皆は冷たかったし、僕もそれに加担してしまった。栞奈の行為が自分を守るためだったのなら僕にも責任がある。だから今は戻ってほしい。栞奈が必要だと思ってくれるのなら、すぐに故郷に戻るから」


 栞奈を許すのではなく同じ罪を背負う。そのためには、栞奈は故郷に帰らなければならない。


 「……待てないよ。それができるならこんなことしてない」


 「栞奈」


 栞奈は俯いて黙り込んでしまい、千里は急かすことなく決断を待つ。栞奈が顔を上げたのは、千里がコーヒーを飲み干した時だった。


 「……分かった。戻る」


 「そっか。そう言ってくれて嬉しいよ」


 栞奈が提案に従うことを決める。この瞬間、二人は再び幼馴染の関係に戻った。


 「でもね、小夜たちは許さないかもしれない。説得はしてみるけど、きっと栞奈は捕まる。でも、絶望しないでほしい」


 「どうしてそれができる?」


 「必ず待ってるから」


 「本当?」


 栞奈は何度も念を押してきて、千里はそれに力強く頷く。それを見た栞奈は頬を釣り上げた。


 「……恋愛関係が構築される要因、千里は分かった?」


 話題が唐突に変わる。千里は虚を突かれてたじろいだが、求められるかもしれないと思って準備はしていた。


 千里は用意していた紙を栞奈に差し出す。栞奈は千里の集大成を眺めた。


 「考えてはみたよ。……でももう必要ない」


 千里は自分がまとめた結論に自信を持っていない。しかし、見栄えをよくするために必死に考えた跡は残していた。


 紙には座標と正三角形が描かれている。ある頂点を原点として横軸が一辺と重なっており、縦軸は第一象限に正三角形を含むように引かれている。また、正三角形は各頂点を中心とする円に近い領域とそれらに囲まれた領域に分かれている。横軸は愛情の平均値、縦軸は信頼度の差というパラメータがふられている。


 「たった三人のデータしかないけど、各頂点に近い三つの領域の中で恋愛関係は構築できると考えた。左下の領域は愛情の平均値と信頼度の差がともに小さい場合。一番弱いけどある程度の恋愛関係が作られる。これは紗花から得られた」


 「………」


 「上の頂点に近い領域は、愛情の平均値が中間で信頼度の差が大きいとき。ここは美波から得られたデータに則っていて、二番目に強い領域に当たる。最後に右下の頂点に近い領域。ここが最も強い恋愛関係を構築できる領域で、ここも美波から確認した。最後にこれら三つに囲まれた領域、ここに入るようなパラメータを持つと関係は悪化してしまう。これは茜から得られた。……分からないよね」


 千里は難しい説明をして、最後に苦笑いを浮かべる。仰々しいものを作ってはいるが、データが少なすぎて信憑性に欠ける。ただ、経験に基づいていることは間違いなかった。


 栞奈はしばらくそれを眺めた後、くすくすと笑った。


 「……よく分かったよ、千里のこと。これ貰ってもいい?」


 「ああ」


 栞奈は綺麗に折りたたんでポケットにしまう。


 「私は今の気持ちを信じることにする。だからここでお別れしよ?」


 「駅までなら送る」


 「大丈夫。一人で考えたいことがたくさんある。それに……もう迷惑はかけられないから」


 栞奈は千里の申し出を固辞する。その目はどこか遠くを見ていた。


 店を出た二人は外で最後の会話を交わす。殺伐とすることはなく、別れを告げた栞奈を千里が見送るだけだった。何も解決してはいない。しかし、栞奈と話を纏められただけで満足できた。


 千里は栞奈が見えなくなるまで後ろ姿を見送る。そして、ポケットの中で電話を切った。




 電話が切れたことを確認して小夜は携帯をしまった。化学部準備室に集まる四人はそれぞれ違った反応を示していた。


 会話を共有するため、小夜は千里に通話中の携帯を持ち込むことを命じていた。また、全ての解決のために関係する人物を全員集めた。そのため、この場には紗花と茜、美波が同席している。圧力をかけるわけにはいかず、千里にはこのことを説明していない。


 「これが真相です」


 全てが終わって小夜が声を出す。最初に反応したのは茜だった。


 「事情は分かった。……でも、それでどうしろと?許せないものは許せない」


 「当たり前だと思います」


 「あまりこのことで時間を費やしたくない。……もういいかな?」


 茜は疲れた顔をしている。小夜が頷くと、部屋の鍵を置いて出て行った。


 「私は事情が知れて嬉しい。意味もなくそんなことをしていたわけじゃないって分かったから」


 今度は美波が口を開く。栞奈とは違うものの、美波の感情も依存そのものだった。


 「紗花は?」


 「……分からない。まだよく理解できないの。茜さんと同じで事情が分かったとしか言えない」


 同情できても許すことはできない。それが紗花の感想だった。小夜は全員の言葉を聞いて頷く。


 「これで解決したわけじゃない。でも、このことを知った上で恨んであげてほしいんです。千里のことを」


 小夜も千里を完全に許してはいない。ただ、この事情を無視することはできなかった。その言葉には二人も頷く。


 「今日はありがとうございます。わざわざ時間を作っていただいて」


 小夜が解散を告げると、美波は笑顔で立ち上がる。ただ、紗花は自分の携帯を見つめて呆けていた。


 「紗花?」


 「う、うん」


 名前を呼ばれて紗花は携帯をしまう。その時の作り笑いに小夜は気付いていた。

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