第4話 触手、フラグが立つまで弥次郎を調べる

「弥次郎君。君の部屋にあるのはベッド。学習机。パソコン。ネット接続機器。スマートフォン。タブレット端末。エアコン。洋服ダンス。本だな。ゴミ箱。そして大量の使い捨てマスクとやはり大量のティシュだ」


「こういう時代だから大量のティシュを購入しても不審がられないってのは凄いな」


「お部屋芳香剤と消臭スプレー。そしてそれなりに多いアルコール除菌ウェットティッシュもあるね。こういう時代だからゴミ出した際ゴミ袋に大量にティッシュがあっても不審がられないのは素晴らしいことだよね」


「ほっとけ」


「本棚の中身は。まぁ教科書は省こう。君の個性とは関係ないからね。漫画は進撃の巨人とワンパンチマンと鬼滅の刃と進撃の巨人。流行りの漫画が多いようだね。ライトノベルは。おや。このすばくらいしかないのかい」


「ああ。なろう系は読む価値どころか見る価値もないからな」


「まぁ外れスキルで追放なんてなろう小説もあるけど、あれはこのすばのめぐみんの劣化コピーに過ぎないからね」


「言われてみればそうだな。すべてのなろう小説はこのすばのパクリに過ぎないな。やっぱ小説はこのすば以外読む価値はないな」


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