第6話リョウジ
ここ数日、仕事が手につかない。
理由はわかっている。律子と連絡がつかないからだ。
コンコンと秘書の梶山だ
「はい」
「婚約者の華子さまがいらっしゃいました。」
「今は忙しいと断ってくれ!」
「律子さんの事で話があるとおっしゃっていますが」
すべてが繋がった。憎らしいが会うしかない。
「入ってもらえ。」
「久々にお会いできて嬉しいですわ。先日律子さんとお話しして無事了解して頂けたのでご挨拶に参りました。」
「貴方には先日話ししたはずだ。私には愛している恋人がいるから正式に婚約破棄したい。貴方から破棄してくれないかと。」
「どうぞ1人くらい囲っている女がいても良いですよ。と答えましたよね。
ましては、ホステスなんで愛人がお似合いですわ。
彼女は何も知らなかったようですね。リョウジさんのこと。呆然としていました。所詮、釣り合わないのではないですか?」
「では交渉が決裂したと思ってよいですね。
どうなっても知りませんよ。私は絶対に許しませんから。」
目の前いる女を睨みつけた。最低な女だ。もう顔を見るのも嫌だ。
隣の執事がびっくりして連れ帰った。
「梶山。例の件すすめてくれ。」
「わかりました。」
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