11.お昼寝カフェ【BAKU】へようこそ!―リーマンと夢喰いバクの悪夢駆除記―( 保月 満晴様)
作品(お昼寝カフェ【BAKU】へようこそ!―リーマンと夢喰いバクの悪夢駆除記―:https://kakuyomu.jp/works/1177354054887143357 )
こちらの作品について導入、順序、文章について特記事項はありません。感想でご容赦ください。
キャラ
主人公はまともな人間です。現実的で、現実世界を大切にしています。それもあり、合理的に物語につながるのですが、もし、一般的に言われているサイコパスみたいな人間が主人公だったら、なにかあっても夢の世界に逃げてしまおうなんて思うかもしれません。そんな狂気を感じる主人公も見てみたいと感じました。
しかし、これでは物語の特性が変わってしまいます。それとヒロイン的ポジションで、バクがでてきます。悪い夢を食べるやつです。
文章
どんな場面か具体的に描きすぎていないので、作者の物語を押し付けられている感じがしませんでした。圧迫感がないので、自然と自身の脳内に入ってきます。
特に、プロローグの部屋の惨状を説明してから、
”どこからか、錆びた鉄のような匂いが漂ってくる。生臭い、まるで血の味に似たそれを、眉をひそめてやり過ごす”
の記述があることで、前述したように、するっと入ってくるのです。だから、出だしなのに一切の退屈感がなかったです。
ちなみに、私の感性では、一般的に書店で売っている文芸でさえ、最初は退屈に感じてしまうものも多々あります。
世界観
タイトルから、ほのぼのした物語と思い読んでみると、導入部分の序盤でいきなりヘビーな展開になっています。気になって読みすすめていくと、すぐにそれが夢だったと分かります。しかし、物語はここからで・・・。ネタバレっぽくなるので自重します・・・。いい意味で、どんな話なのか分かりません。それも相まって読み進めてしまいす。
また、表現の仕方が、ショートショートでおなじみの星新一のようで、なんと表現したらいいのか分からないけれど、読みやすかったです。
お知らせ
お待たせして申し訳ないです。取り急ぎ残りの批評も行なっていきます。
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