12.退かずのアリス 〜はじめる編〜( 政宗あきら様)

批評作品(退かずのアリス 〜はじめる編〜:https://kakuyomu.jp/works/1177354054886727680


大変遅れてすみません。3名の方も近日中に公開します。まだ、kaclaを忘れないでください・・・( ; ; )


キャラ

どんな状況でどんな行動をしているのかは分かりますが、どんなキャラなのかは3話まで読んでも分かりませんでした。序章あたりで、主人公のどんな感情でもいいので、気持ちを入れてみるとよりよくなりそうです。


文章

まず、序幕ですが、”突っ込むように自身の名前を訂正しつつ、相良雪彦は凄まれていた。”ですが、”しつつ”と、”相良雪彦は〜”がかっていません。”しつつ”の後に、主人公の動作を入れて区切ってみてはどうでしょうか? 例えば、「訂正しつつ、目をそらす」等、こんな感じに描写を入れると、多少は不自然感がなくなると思います。


完全な主観ですが、”ここは雪彦の自宅、西側。〜正座で向き合っている。”部分ですが、最初に西側と言っても、無駄な情報と勘違いして、くどく感じてしまいます。最初にキーワードを出していくよりも、「ここは雪彦の自宅である。〜幸いにも(今いる、ここ)西側は無事な姿・・・」に変えたら、元から読みやすい物語なので、よりよくなるのではと思います。


次の行の”かたや私服の少年。かたや黒いスーツに身を包み、如何にも執事かホテルマンかといった姿である。”唐突で比較対象が、なにか分かりにくかった箇所です。文章中に白髪初老の男性という言葉で、対比をするとよりよくなります。

また、”かたや”を連続して使うより、同音異義の言葉を使うとより文章が綺麗に見えると思います。(一方、など)


またまた主観です。最後の方の”幾つもの瓦礫、そして幾つもの弾痕”「幾つもの瓦礫、弾痕」の方が読みやすくないですか・・・?


物語の流れ等が完璧に感じましたが、文章にリズムが欲しいです。上記にあげた”幾つもの瓦礫、そして幾つもの弾痕”などのように、一文中の同じ言葉で、スムーズさがなくなってしまいます。私自身そんな傾向が顕著に現れているので、多々おかしなところがあると思います。これは、自分の悪いところが分からないが故です。お前の文章クソだろって指摘は、容赦していただきたいものです(笑)


世界観

徐々に明かされていくような、構成が素晴らしいです。さらに、よくできてると思ったのは、1話ではアリスという人物と、それを取り巻く環境を理解する土台を丁寧でかつ自然に書いているところです。冗長な世界観の説明が減るので、より引き込まれました。主人公との関係性という謎もありますし、今後の展開を期待して続きも読みたくなってしまいます。

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