, but tears to silence.


肉の皮一枚を挟んで 寂しさと怒りが同居している

この心の中には 矛盾が脈打ち 新しい虚構を探している

出口が無い 求めていないものには何一つ

触れることさえできないのだから


何が始まりだったのか

足りない言葉 有り余る感情 

受け止められない現状 ここは夢か現実か

顔を背けて 生きて来られてしまった幸福の 酷い帰結について

自分の進むべき道が 裂けて飛散していくかのように

何一つ信じられないでいる


口では何とでも 何でも無い 多数の中の一人

その「普通」が いったいどれだけの無理の上に成り立っているかなんて

いつも 忘れていないといけないんだ

あまりに無駄なことに気を遣い過ぎて 大事なことを置き去りにしている

幼すぎる真実 人であって人でない 自分の奥底

まだ何が足りない?


"愛が足りない"


その一言が かき消えてゆく暗闇 それは沈黙の安らぎ

大人しさの裏側に隠しきれるもの そうでないもの

望み方を知らない 本当に望まれたことがないから

どうしたら 知ることが出来ますか


夢の持ち方 叶え方を

どこかで誰かに 教えてほしかった


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